ばね用語(辞典編)は行｜ばねの総合メーカー

ばね用語（辞典編）は行

ばね用語の辞典です。

ばねの基本用語や製造工程に関する用語、設計用語、力学用語、めっきや塗装などの表面処理に関連する用語も掲載しています。

参考文献

　「JIS B 0103 ばね用語」

　「六か国語ばね用語辞典」（日本規格協会）

＞ばね用語（辞典編）目次

＞ばね用語（英語編）目次

＞あ行　＞か行　＞さ行　＞た行　＞な行　＞ま行　＞やらわ行

ばね用語（辞典編）　は行の用語

は	バイアススプリング	コイルばね、板ばねなどを用いて外力を負荷して、2方向動作を繰り返して行わせるために用いるばねの総称。
は	バイメタル	熱膨張率の違う2種類の金属板を張り合わせたもの。熱膨張係数の違いによって生じる形状変化の性質を利用する。
は	バイメタル温度計	異種金属が張り合わされてスパイラル状になったものが、熱膨張を利用して指針を動かす形式の温度計。
は	バウンドストローク	懸架ばねにおける、常用荷重時からバンプストッパーで止まるまでの行程。
は	破壊安全率	ばねが破壊（降伏、疲れ）を起こす荷重（応力）と通常の使用状況下における荷重（応力）との比。＞ばねの破壊
は	破壊荷重	部材に荷重が加えられるとき、その部材を破壊する荷重。＞ばねの破壊
は	破壊力学	外力による物体の破壊機構を解明する理論を伴った学問。
は	秤ばね	秤用に用いるばね。
は	剥離試験	溶接を引き剥がし、その破断状態を調べる試験。スポット溶接、プラグ溶接、ろう溶接などに適用される。
は	破砕強さ	耐火物が押しつぶされるまでに耐える単位面積当たりの最大荷重。
は	端受け	だ円ばね又は機関車用半だ円ばねの両端を支える金具。
は	バースタビライザー	トーション部とアーム部とを連続した中実材又は中空材で一体成形したスタビライザー。
は	はだ荒れ	ばね表面のスケール付着、加熱による表面荒れ、さび、腐食など表面欠陥の総称。
は	はだ焼き	鋼の表面層に炭素量を増加させるため侵炭剤の中で加熱する操作。また、表面だけを焼入れ、硬化させることで、侵炭以外に高周波焼入れ、フレーム焼入れなどをいう場合もある。
は	はだ焼き硬さ	鋼を侵炭し、焼入焼戻しによって硬化した侵炭層の硬さ。
は	はだ焼鋼	低炭素鋼旗は低炭素鋼合金で、主として侵炭焼入れによって、表面硬化させる鋼。
は	はだ焼層	鋼を侵炭し、焼入焼戻しによって硬化した侵炭層。
は	はだ焼深さ	鋼を侵炭し、焼入焼戻しによって硬化した侵炭層の深さ。
は	破断応力	破断荷重時の応力。＞応力とは
は	破断荷重	試験片が破断するときの最大荷重。
は	破断試験	破断荷重を測定する試験。試験片は破断される。
は	破断伸び	引張試験における試験片破断時の永久伸び。
は	バー端末形状	棒状に加工されたものの端部の形状。
は	歯付座金	円環状の薄板にねじれた歯を付けた座金。内歯形、外歯形がある。
は	歯付座金の歯の高さ	歯付座金の歯部ねじり高さ。ねじの緩み止め効果を上げるためにねじった歯の高さ。
は	バックラッシュ	歯車に滑らかな回転をさせるためにつけた歯と歯の間の遊び。
は	発錆度	金属表面にできる腐食生成物の生成程度をいう。
は	バッチ操作	不連続に一区分の量の材料に対して行われる操作。
は	バッチ炉	被加熱物を定位置で加熱する炉。
は	パテンチング	線材をＡc3変態点以上に加熱保持した後、Ar1変態点以下で恒温変態させて微細なパーライト組織を得る熱処理。
は	バーニヤダイアル	1回転が主軸の1回転の部分目盛になるようにした回転目盛りで、正確な微調整を可能にするもの。
は	ばね	物体の弾性又は変形によって蓄積されたエネルギーを利用することを主目的とする機械要素。＞ばね製品紹介＞ブログ「ばね~弾む原理の歴史と発展・進展~」
は	ばね板	重ね板ばねを構成する板。
は	ばね板数	重ね板ばねのばね板の数。
は	ばね板端部	ばね板の端部
は	ばね板中心	重ね板ばねの中心のことで、一般的にはこの部にセンターボルトあるいは胴締めなどが施される。
は	ばね板ナット	薄板ばねで、パネルに差し込む挿入部及びナット部のある締結部品。
は	ばね板の厚さ	ばね板の一枚の厚さをいう。＞薄板ばねの使用例
は	ばね板の異方性	ばね板の物理的性質が方向（材料の幅や長さ方向）によって異なること。＞薄板ばねの使用例
は	ばね板の幅	ばね板の板幅。＞薄板ばねの使用例
は	ばね受け具	ばねを安定させて支える金属部品。
は	ばね荷重	ばねに加わる又はばねから生じる荷重。＞ばねの検査（測定）
は	ばね釘	レール押さえ板を枕木に打ち込んで止める釘。
は	ばねクリップ	重ね板ばねのばね板が相互に離れること及び横ズレすることを防ぐ金具。
は	羽根車	高速回転の遠心力を利用してショットを投射するための、回転軸の周囲に曲率を持つ羽根を植え込んだ回転体。
は	ばね限界値	薄板ばね材料の長期クリープ変形量を短時間に推定・評価するための特性値。
は	ばね鋼	焼入焼戻し状態でのその優れた弾力性によって、あらゆる種類のばね部品製造に特に適した鋼。この鋼には負荷が除去されたとき、鋼が一切の永久変形を示すことなしに、ある一定の範囲内で負荷を与えることができる。ピアノ線、硬鋼線、ステンレス鋼線、オイルテンパー線、冷間圧延鋼帯などのように冷間加工及び熱処理によってばねの性能を高め、そのまま線ばね、薄板ばねなど小物ばねに成形する鋼も含む。＞ばね材料のＪＩＳ規格
は	ばね座金	ばね作用を利用して、緩み止めをさせる座金の総称。
は	ばね軸線	コイルばねのコイル中心を結んだ線。
は	ばね試験機	ばね荷重測定器又は疲労試験機。＞ばねの検査（測定）
は	ばね指数	コイル平均径と、材料の直径又はコイル径方向の幅との比。＞基本のばね用語
は	ばね定数	ばねに単位変形量を与えるのに必要な力又はモーメント。＞ばね定数について
は	ばね選別機	定められた規格に対するばねの良否を選別する機器又は装置。
は	ばね測定装置	ばね特性を測定する機器の総称。荷重試験、硬さ試験機、耐久試験機などがある。＞ばねの検査（測定）
は	ばね端末焼なまし	ばねの端部のみを軟化させるために行う焼なまし。
は	ばね端面研削盤	圧縮コイルばねの座を研削する機械。＞押しばねの製造工程＞ばねの製造設備
は	ばね特性	ばねに加わる荷重とそれによって生じるばねのたわみとの関係。
は	ばね特性試験	ばね特性を測定する試験の総称。＞ばねの検査（測定）
は	ばね取付ねじ	クリップに用いるボルト。
は	ばね取付方式	ばねの取付方法。ピボット方式はばね端の回転を許容する。固定方式は軸方向たわみだけを許容する。
は	ばねのアルミニウム皮膜	特殊な方法で施す鋼製ばねへのアルミニウム皮膜。
は	ばねの入れ子組み合わせ	大小二つのばねのうち小さい方を大きい方の内側に入れた入れ子組み合わせのばね。
は	ばねの荷重	ばねに加わる又はばねから生じる荷重。
は	ばねの端末	コイルばね終端の形状、オープン端末の場合は隣りのコイルと接触していない。クローズ端末の場合は隣りのコイルと接触する。後者はばね軸の直角度がよい。＞押しばねの製品使用例＞押しばねの製造工程
は	ばねの端末部	コイルばねの座部の安定のために用いる金具。
は	ばねの取付高さ	取付時のばねの高さ。重ね板ばね、圧縮コイルばねのときは、取付高さといい、引張コイルばねのときは、取付長さという。＞押しばね設計 5つのポイント
は	ばねの取付長さ	引張コイルばねの取付長さ。＞引きばね設計 5つのポイント
は	ばねのフック	引張コイルばねのフックのことで、丸、角、V字型等いろいろな形状がある。＞引きばねのフック
は	ばねの並列組合せ	ばねの力がばねの個数倍になるように組み合わせる方法。
は	ばねの並列配列	皿ばねを並列（凹面側と凸面側とを合わせて積み重ねたもの）に配置すること。
は	ばねの目玉	ばね板の端部を丸く巻いた部分。
は	ばね秤	品物の重量とばねの力をバランスさせ、ばねのたわみから重量を読み取る装置。
は	ばね分離機	ばねとばねが絡み合ったものをほぐす機器をいう。一般に振動や回転運動などを用いた機構のものが多い。
は	ばね用鋼帯	圧延され、コイル状に巻かれたばね鋼材。＞板ばねの材料
は	ばね用線	硬鋼線、ピアノ線、ステンレス鋼線、オイルテンパー線などがある。＞硬鋼線とピアノ線＞ステンレス鋼線＞オイルテンパー線
は	ばね用洋白	Cu－Ni－Znの3元素合金で、美しい銀白色をしている。
は	ばね用リン青銅	リン青銅は、Cu－Sn系の代表的なばね材料で古くから用いられている。リンは脱酸のために添加されるものであるが、0.03～0.35％の含有は硬さや耐摩耗性を高めるといわれている。ばね性は黄銅より優れ、低温焼きなまし型ばね材料である。用途は、スイッチ、リレーなどがある。＞非磁性ばねについて
は	幅落し	重ね板ばねにおいて、親板以外の全長板などの端部を周辺部品との干渉を避けるために、ばね板の側面を切り落とす加工。
は	破面	材料が破壊した後に生じる表面。＞ばねの破壊
は	破面の繊維流れ	破面における組織の流れの状態をいう。
は	パーライト	オーステナイトの冷却に際し、共析変態に生じたフェライトとセメンタイトの層状組織。
は	パラボリック断面	ばね板の断面で、半月形をしたばね板断面。
は	パラボリックリーフスプリング	他部品との取付部分を除き、ほぼ全体にわたってテーパが施してある板ばね。より均一な応力分布を得るため、放物線状にテーパを施す場合もある。パラボリクックリーフスプリングともいう。
は	バリ	切断、穴あけなどの加工をする際、その縁にできるまくれ上がったような形状の余肉。
は	バリ取り	材料を切断及び切削したときに生じた、バリ及びマクレを取り除く処理。
は	バリ取りされたばね端末	コイルばねの座（巻き端末）の研削ばりが取り除かれたものをいう。
は	バリ取り装置	バリを除去するための装置及び付属装置をいう。
は	パレート図	項目別に層別にして、出現度数の大きさの順に並べるとともに、累積和を示した図。
は	バレル研磨	ばねを研磨材などと一緒に容器に入れて回転又は振動させることによって、バリ、スケールなどを除去する加工。ばねの表面を清浄にする効果がある。＞ばねの研磨
は	反作用	物体が他の物体に力を及ぼすとき、他の物体から受ける反対方向の力。
は	半だ円ばね	半だ円のような形状をした、重ね板ばね。
は	板間隙間	重ね板ばねにおいて、センターボルトなどで締め付ける前の隣接するばね板とばね板との隙間。
は	板間摩擦	重ね板ばねのリーフ間の摺動に伴って生じる摩擦。
は	はんだ付け	はんだを用いて行う金属の接合法。
は	板端法	ばね板から隣接するばね板への力の伝達が、板の先端だけで行われるという仮定を基礎とする重ね板ばねの設計方法。
は	バンディングプレス	重ね板ばねの胴締めを焼き嵌めするプレス。
は	反復曲げ試験	試験片の一端を固定し、自由端をつかみ金具によって左右に90°ずつ反復して曲げる試験。繰返し曲げ試験という場合もある。
は	バンプストローク	懸架ばねにおける、常用荷重時からバンプストッパーで止まるまでの行程。
は	半丸心金	半丸棒状、又は一つの面に丸みの付いた角柱状の心金。
は	半丸フック	引張コイルばねの端部の一種で、半円形のフック。＞引きばねのフック＞引きばね製品使用例
ひ	ピアノ線	ピアノ線材を用い、通常パテンチング後に伸線など冷間加工して仕上げられた鋼線。高級ばねやタイヤコードなどの製品に用いられる。ミュージックワイヤーともいう。＞ピアノ線と硬鋼線
ひ	ピーエッチ値	ペーパー値。Potencial Hydlogenの略。水などの酸性やアルカリ性の度合いを示す数値。水素イオン濃度の逆数の常用対数。pH7を中性といっている。
ひ	ピーク応力	ノッチ部への応力集中の結果生じる最大応力。＞応力とは
ひ	引込式心金	コイリングマシンの巻き付け用心金が、コイリング後毎回出入運動する機構の心金。
ひ	引抜加工性	引抜加工を行うときの加工しやすさ。加工後に応力割れがなく表面状態のよいものを加工性がよいという。
ひ	引抜線	引抜加工をした線。硬鋼線、ピアノ線などがある。＞硬鋼線とピアノ線
ひ	引抜速度	引抜加工のときの素線を引っ張る速度、材質、形状、減面率などによって適切な独度が定まる。
ひ	引抜方向	引抜材における引抜方向をいう。引抜材の機械的性質にある程度影響する。
ひ	比強度	引張強さの比重との比。
ひ	非金属介在物	鋼の凝固過程において鋼中に析出または巻き込まれる非金属性の介在物。
ひ	非金属ばね	ばねの材料による名称で、非金属材料を用いたばね。
ひ	ひげぜんまい	計器用などの小型で精密な非接触式ぜんまい。
ひ	微細割れ	髪の毛のような小さな亀裂で収縮・鍛造・引抜き・熱処理・研削・溶接などが不適切に行われるとき発生する。
ひ	非時効性	機械的性質及び加工性が実用上支障をきたすような経時変化をしない性質。
ひ	非磁性鋼	C、Mn、Ni、Cr、Nなどを主な合金成分とし、オーステナイト組織を示す非磁性の合金鋼。＞非磁性ばね
ひ	比重量	物質の単位体積当たりの重量。
ひ	ヒステリシス	ばね又はばねと周辺部品との摩擦抵抗によって、減荷時の荷重―たわみ曲線が加荷時を下回る現象。
ひ	ヒステリシス曲線	ばねの荷重増加時と減少時の変化を示す曲線。
ひ	ヒストグラム	測定値の存在する範囲をいくつかの区分に分け、各区間を底辺として、その区間に属する測定値の出現度数に比例する高さを持つ柱を並べた図。
ひ	ピストンリング	外周方向へばね性を持ち、合い口を持つ金属製のリング。ピストンの溝に嵌めて使用する。
ひ	ひずみ	力によって生じる形及び体積の変化率。
ひ	ひずみ時効	冷間加工した材料に起こる時効。
ひ	ひずみ取り焼なまし	鋼材または鋳鉄に生じた歪みを除去するために、荷重を加えながら変態点以下の温度に加熱保持して行う焼き鈍し。
ひ	非接触形ぜんまい	素線が互いに接触していないぜんまい。
ひ	非接触測定	品物に直接接触させないでその品物を測定することで、最近では超音波、レーザなどのセンサを応用していろいろな特性を測定できる機器が開発されている。＞非接触式センサーの使用例
ひ	非線形特性	荷重とたわみとの関係が直線でないばね特性。
ひ	非線形特性ばね	荷重とたわみとの関係が直線でないばね。
ひ	非対称ばね	センターボルト又はセンターピンの位置が、スパンの中央にない非対称の重ね板ばね。
ひ	左旋回	出力側からみて時計方向の逆方向に回転すること。
ひ	左巻	左ねじと同じようなコイルばねのコイル巻方向。
ひ	ビッカース硬さ	ビッカース硬さ試験において、用いた試験荷重を永久くぼみの表面積で除した値。＞ばねの硬さ試験＞硬さ換算表
ひ	ピッグテールエンド	圧縮コイルばね端部の一種で、端末がコイル径方向内側に巻き込まれた形状。＞押しばね設計 5つのポイント
ひ	ピッチ	コイルばねの中心線を含む断面で、互いに隣り合うコイルの中心線に平行な材料断面の中心間距離。＞基本のばね用語
ひ	ピッチ角	コイルばねの材料の中心線がばねの中心線に直角な平面となす角。
ひ	ピッチ誤差	製品の実際ピッチと規定上のピッチとの差をいい、規定より大きい場合は正で、小さい場合は小とする。一般に1ピッチについていうが、2ピッチ以上についていうこともある。
ひ	ピッチ修正	コイルばねなどのピッチをコイリング時に修正またはコイリング後に所定のピッチに修正すること。
ひ	ピッチツール	コイルばねをコイリングマシンで成形するとき、ピッチを与えるために使用する工具。
ひ	ピッチ巻きガータスプリング	ピッチを付けたガータスプリング。
ひ	ピッチ巻きねじりコイルばね	ピッチを付けたねじりコイルばね。＞ねじりコイルばねの加工例
ひ	引張・圧縮両用コイルばね	圧縮コイルばねの形をしており、両端末にねじ込みの座を設け引張荷重と圧縮荷重を共用させるコイルばね。
ひ	引張応力	試験片に加えられた引張荷重を、試験片の平行部の原断面積で除した値。＞応力とは
ひ	引張荷重	軸線方向に引き伸ばすように働く荷重。
ひ	引張コイルばね	主として、引張佳勇を受けるコイルばね。＞引きばねの製品使用例＞引きばね設計 5つのポイント
ひ	引張コイルばね端部	引張コイルばねの巻端の部分。＞引きばねのフック
ひ	引張コイルばねの長さ	引張コイルばねのフック内側の長さ。＞引きばねの製品使用例＞引きばね設計 5つのポイント
ひ	引張試験	引張試験機を用いて試験片又は製品を徐々に引張り、降伏点、耐力、引張強さ、降伏伸び、破断伸び、絞りなどを測定する試験。＞ばねの測定（検査）
ひ	引張強さ	最大引張荷重を平行部の原断面積で除した値。
ひ	引張ばね	主として引張荷重を受けるばね。狭義には引張コイルばね。＞引きばねの製品使用例＞引きばね設計 5つのポイント
ひ	引張ばね試験機	引張ばねを試験する機械の総称で、引張荷重試験機や耐久試験機などがある。＞ばねの測定（検査）
ひ	引張ばね成形機	主とし引張コイルばねのコイル部及びフック部を成形する機械。＞引きばねのフックの製造例＞引張りばね成形機製造動画
ひ	非鉄金属ばね	ばねの材料の種類による名称で、非鉄金属材料を用いたばね。
ひ	非透磁率	物質の絶対透磁率と真空透磁率との比。
ひ	ピーニング効果	ショットピーニングにより発生する被加工の特性を向上させる効果のこと。効果は効果層の圧縮残留応力や加工硬化層に起因する疲れ強さ、耐摩耗性の向上などがある。＞ばねのショットピーニング
ひ	ピーニングドラム	ショットピーニングを施すときの、回転式のドラム形の躯体。＞ばねのショットピーニング
ひ	ピーニングノズル	ショットピーニングを施すときの、ショットを投射する噴射口。＞ばねのショットピーニング
ひ	比熱	単位質量の物資の温度を1℃高めるのに要する熱量。
ひ	非破壊検査	材料及びばねを破壊せずに、欠陥の有無、その存在位置、大きさ、形状、分布状態などを調べる試験。
ひ	火花試験	鋼製品（鋼片、鋼材等の半製品も含む）をグラインダーで研削し、発生する火花の特徴を観察することによって、鋼種の推定を行う試験。
ひ	ＰＶＤ	物理蒸着法。物理的方法で物質を蒸発させ、対象部品表面に薄膜を形成すること。Physical Vapor Deposition coating。
ひ	被覆処理	塗装、表面保護被膜などのばねに施す処理。＞ばねの表面処理
ひ	被覆線	防錆、絶縁などの目的でめっき、塗装、樹脂などで覆った線材。
ひ	被膜厚さ	膜厚計で測った塗料の厚み。
ひ	標準化	製品を合理的な経済性と効率で生産するために部品・材料・各部寸法・広く受容されている生産手順などを事前に整えておくこと。
ひ	標準偏差	分散の平方根で表される統計量。
ひ	表面粗さ	金属表面の微小な凹凸の程度。
ひ	表面硬さ	素材及び製品の表面の硬さ。 >ばねの硬さ試験
ひ	表面加工硬化	加工硬化現象を利用して金属表面を硬化させる工程。
ひ	表面欠陥	材料や品物などの表面状態が要求事項を満たさないこと。一般に、割れ、さび、被覆ムラなどをいう。
ひ	表面硬化処理	金属製品の表面層を硬化させるために行う処理。
ひ	表面酸化	金属が空気中の酸素と化合して表層部より酸化物を作る現象。
ひ	表面仕上げ	製品表面のバリ取り、研磨、塗装、つや出しなど外観を向上させる工程。＞ばねの表面処理
ひ	表面処理	表面の状態を変えることによって、表面の性質を変えたり、新しい機能を付加すること。＞ばねの表面処理
ひ	表面脱炭	過熱によって鋼の表層部の炭素量が減少すること。
ひ	表面張力	液体の表面に作用する表面積をできるだけ小さくしようとする張力。
ひ	表面保護	表面酸化から保護すること。＞ばねの表面処理
ひ	表面割れ	応力腐食環境あるいは疲労荷重のもとで金属製品表面を起点として発生する割れ。
ひ	平開先	重ね板ばねの子板の端部を切断したままの形状（端面に直角）のこと。
ひ	平つぶし中空スタビライザー	腕の先端がコネクティングロッドにねじ締めし易いように平たくつぶされ、ボルト穴を設けたパイプ状のスタビライザー。
ひ	平つぶし中実スタビライザー	腕の先端がコネクティングロッドにねじ締めし易いように平たくつぶされ、ボルト穴を設けた中実のスタビライザー。
ひ	平鋼	長方形の断面に四面とも圧延された細長い鋼材。通常、幅が厚さの2倍以上で、幅の最大は200ｍｍ。
ひ	平線	線材に圧延又はダイス引きを施して加工した平板状の線。
ひ	比例限度	物体に荷重を加えると変形して応力と歪みを生じる。この両者は応力がある値に達するまで、正比例する。この正比例関係が保たれている応力の最大限をいう。
ひ	ビレット	形鋼に圧延する前の角形断面の鋼材。
ひ	疲労	繰返し応力あるいは周期的応力に起因し割れが進展して破壊すること。 >ばねの破壊（折損）について
ひ	疲労き裂	材料が繰返し荷重を受けたとき発生する亀裂。＞ばねの破壊（折損）について
ひ	疲労試験	ばね又は試験片に繰返し応力又は変動応力を加えて、疲れ寿命、限度などを求める試験。
ひ	疲労寿命	疲労破壊を生じるまでの応力繰返し回数。＞ばねの破壊（折損）について
ひ	疲労破面	疲労によって破損又は損傷した破面をいう。＞ばねの破壊（折損）について
ひ	疲労破壊	材料が繰返し荷重を受けて発生した割れが進展して破壊に至る現象。＞ばねの破壊（折損）について
ひ	疲労変形	ばねが繰返し荷重を受けた時に生じる永久変形。
ひ	広幅帯鋼	300mm以上の幅の広い熱間圧延または冷間圧延された帯状の鋼材。
ひ	品質管理	製品やサービスの水準を維持するための業務手法。
ひ	品質管理図	製品の品質指標を表示する管理図。
ひ	品質保証	製品やサービスの品質に対する適切な保証を行う系統的な活動。
ひ	ヒンジフック形ねじりコイルばね	コイル中心部に向けて成形されたヒンジフックを持つねじりコイルばね。
ふ	ファインブランキング	精度の高い抜打加工。
ふ	ファスナー	二つの別々の機械部品を締結する金具。
ふ	ファスナーばね	締結を目的とした各種形状のばね。
ふ	ファインタイプ座金	歯付座金の一種で、歯部が扇状に切り出されている座金。
ふ	フィードクラッチ	線、帯鋼などを材料としてばねを成形する成形機の一部で、材料の送りを断続する機構部品。
ふ	フィードバック制御	出力側の制御量の一部を入力側にフィードバックして入力量を制御し、その結果当該制御量が目的地に近似しるようにする管理システム。
ふ	フィードグリッパ	線、帯鋼などを材料としてばねを成形する成形機の一部で、材料を保持して成形部に送り出す部品。
ふ	フィードローラー	コイルばねをコイリングマシンで成形するとき、材料を送るために対をなして駆動するローラ。
ふ	Vフック	引張コイルばね端部の一種で、V字形のフック。＞引きばねのフック
ふ	Ｖブロック	中心線に沿って90°のＶ溝を持つ鋼製のブロックで、丸い工作物の位置決めを精密に行うのに用いる。
ふ	フィンガー座金	円周上のフィンガーのばね作用を組み合わせた働きを持つワッシャーで、円周上に分布された荷重点がある。
ふ	フィンガースプリング	外径側に円周に沿って切り出した部分を曲げ起こし、ばね作用させる座金。
ふ	フーリエ解析	円周振動の特性を各調派（基本振動数の整数倍の振動数を持つ正弦量）について求めること。調和分析ともいう。
ふ	フェライト	α鉄固溶体につけた金属組織上の名称。
ふ	フォーミングマシン	多方向からスライドする工具によって線又は条を成形する機械。＞フォーミングマシン＞フォーミングマシン製造動画1 ＞フォーミングマシン製造動画2
ふ	不可逆焼戻し脆性	焼入れした鉄鋼をある焼戻温度に保持した場合、または焼戻温度から徐冷した場合、脆性破壊が生じやすくなる現象。 500℃前後の焼戻しで生じる一次焼戻し脆性、さらに高い温度の焼戻し後の焼戻しで生じる二次焼戻し脆性を高温脆性という。 300℃前後の温度に焼戻した場合に見られる焼戻し脆性を低温焼戻し脆性という。
ふ	深絞り	薄板から底深の成形品を熱間成形又は冷間成形により加工する操作をいう。
ふ	不活性ガス	反応性が極めて低い気体。アルゴン、ヘリウム、窒素など。
ふ	複合材料	性質の異なる二つ以上の素材を組み合わせて単独の素材より優れた性質をもたせた材料。繊維強化プラスチックなどがある。
ふ	複合材料ばね	ばね材料の種類による名称で、合成樹脂材料を用いたばね。
ふ	複合腐食試験	湿潤と乾燥を複合し、一定のサイクルで行う腐食促進試験。
ふ	副尺	主尺に沿ってスライドする補助尺で、主尺の最小目盛の分数目盛精度の正確さで読み取りを可能にするスケール。
ふ	復炭	鋼の脱炭層を元の炭素量に回復させるために行う侵炭処理。
ふ	膨れ	めっき層又は塗膜の一部が素地又は下地層と密着しないで浮いている状態。
ふ	ブシュ	重ね板ばねの目玉にはめ込み、軸受けの働きをする部品。
ふ	不銹鋼	耐食性を向上させる目的でクロムまたはクロムとニッケルを含有させた合金鋼。一般には、クロム含有量が約11％以上の鋼をステンレス鋼という。その組織によって、マルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系、オーステナイト・フェライト系及び析出硬化系の五つに分類される。
ふ	不純物	ある物質の中に含まれている主物質にとって不必要な物質。＞ばね材料の化学成分
ふ	腐食	金属がその表面から、化学的、電気的に作用されて変質していく現象。
ふ	腐食荒れ	鋼板などの表面に腐食によって生じるあばた状のくぼみ。
ふ	腐食試験	液体や気体中での鉄鋼の腐食の起こりやすさ及び防食処理の硬化を調べる試験。
ふ	腐食浸透	腐食が鋼などの金属表面から内部へ進行すること。
ふ	腐食疲れ	腐食と繰返し応力との相乗作用によって、金属材料に生じる強度低下。
ふ	付属金具	重ね板ばねに取り付けるボルト、クリップ、胴締め金具などの付属品。
ふ	縁抜き	型鍛造で生じたバリを鍛造品から切り離す作業。
ふ	付着性試験	下地と塗膜などの付着性を判定する試験。碁盤目試験、折り曲げ試験などがある。
ふ	フッキングマシン	引張ばねのフック部を成形する機械。＞引きばねの製造動画
ふ	フック	引張ばねの荷重をかけるカギ状の端末部分。＞引きばねのフック
ふ	フック位置	引張コイルばねの両端フックが互いになす角度。＞引きばねのフック
ふ	フック内側とコイル間長さ	引張ばねのコイリング部本体からフック内側までの寸法（距離）。
ふ	フック開口	引張コイルばねの両端フックが互いになす角度。＞引きばねのフック
ふ	フック形状	引張コイルばねのフック形状のことで、半丸、丸、逆丸、側面丸、角、U、V、絞り丸、斜め丸、ねじ込みフックなどがある。＞引きばねのフック
ふ	フック隙間	引張コイルばねのフックの開いている部分の寸法。＞引きばねのフック
ふ	フック成形機	引張ばねのフック部を成形する機械。＞引きばね製造動画
ふ	フックの高さ	引張ばねのフックのコイル端部から測った長さ。
ふ	フックの法則	物体に負荷を加えると荷重がある限度に達するまでは荷重と歪みは正比例関係にあるという法則。＞ばね定数について＞弾性係数について
ふ	プッシャー型炉	連続挿入炉の一つで挿入用プッシャーでトレイや品物そのものを断続的に送り込む方式の炉。
ふ	物理蒸着法	物理的方法で物質を蒸発させ、対象部品表面に薄膜を形成すること。ＰＶＤともいう。
ふ	不動態	化学的又は電気化学的に溶解もしくは反応が停止するような金属の特殊な表面状態。
ふ	不動態防食	金属表面に不動態を生成させて行う防食技術。
ふ	不等ピッチ	圧縮コイルばねのばね特性を非線形とするためなどの、ばねの均一でないピッチ。
ふ	不等ピッチ圧縮コイルばね	ピッチが均一でない圧縮コイルばね。＞バイク用サスペンション押しばね
ふ	不等ピッチコイルスプリング	ピッチが均一でない圧縮コイルばね。
ふ	不変荷重	時間的に大きさ、方向ともに変化しない荷重。
ふ	フラクトグラフィ	破面観察により破壊の状態を調べる学問。
ふ	ブラシスプリング	電動機、発電機、ダイナモなどにブラシを保持しているばねで、通常は圧縮コイルばねが用いられている。
ふ	プラスチックコーティング	品物などに合成樹脂を被せること。ワイヤーハーネスクランプなどでは損傷防止のため部品の一部分にプラスチックチューブを被せる場合もある。
ふ	ブラスト加工	鉄鋼製品に研磨材を高速度で吹き付け、その表面を清浄化する加工法。＞ショットピーニング
ふ	ブランク	ポンチとダイスを用いて鋼板などをいろいろな形に打抜いたもの。
ふ	フランジ	研削砥石をアーバーに取り付けるための取外し可能な砥石取付具。
ふ	ブリネル硬さ	試験材料に焼入鋼球を押し付けたときに生じるくぼみの表面積を、押し付けた荷重で割った値。＞ばねの硬さ試験＞硬さ換算表
ふ	ブルーイング	ばねの外観及び耐食性を改善するために、加熱によって表面に黄色又は青色の酸化膜を生じさせる熱処理。低温焼きなましと同じ目的の処理を示すこともある。＞ばねの熱処理
ふ	ブレインストーミング	参加者のアイデアを集めてある問題の解決策を発見する方法。
ふ	ブレーキ用ばね	ブレーキ機構に用いられるばね。
ふ	フレキシブル生産システム	生産のフレキシビリティを高レベルで可能とするために設計されたコンピューター統合化生産システム。
ふ	プレス	被加工物に圧力を加える機械。
ふ	プレステンパー	プレスした状態で行う焼き戻し。
ふ	プレスクエンチング	焼入れ変形を規制するために、プレスした状態で行う焼入れ。
ふ	フレッティングコロージョン	ばね同士又は他の部材との高い面圧の接触、及び微小な相対的往復変位によって生じる摩耗腐食現象。
ふ	フローチャート	システムの進行状態をオペレーションを表す記号を用いて図示したチャート。線と矢線がオペレーション相互の関係を示す。
ふ	フローチャート記号	フローチャート中でオペレーションを表すのに用いられる記号。
ふ	プログレッシブ重ね板ばね	常時荷重を受けるばね（主ばね）と、荷重の増加とともに補助的に働くばね（補助ばね）で構成された重ね板ばね。
ふ	ブロックゲージ	平行面を持つ鋼製のブロックで、平行面間の距離精度を保証して表示してあるもの。
ふ	雰囲気調整炉	鋼の過熱酸化あるいは侵炭または浸窒などの操作のために炉内の雰囲気状態が制御できる加熱炉。
ふ	雰囲気熱処理炉	炉内の雰囲気ガスを酸性化、還元性、不活性、侵炭性、窒化性などの目的に合わせて調整を行う熱処理炉。
ふ	分解修理	機械装置類を分解し、不良部品を交換し、再組立して機能テストを行うメンテナンス手順。
ふ	分散分析	実験データの分散を、特定の原則に割り付けた成分に分割する技法。
ふ	粉体塗装	表面に、水及び溶剤を含まない合成樹脂系の粉末状の塗料を静電気又は熱によって付着させ、加熱硬化して塗膜を成形させる方式。＞ばねの塗装
へ	ヘアピンスプリング	ヘアピンの形状をもつスプリングクリップ。
へ	平均応力	ばねに生じる繰返し応力の最大応力と最小応力との代数和の1/2。＞応力とは
へ	平均修復時間	故障を修理してから次の故障が生じるまでの平均時間で表す修理可能な機器に対する信頼性指標。
へ	平行度	平行であるべき線同士、直線と平面又は平面同士の組み合わせにおいて、それらのうち一方を基準として、この基準に対して地方の直線部分又は平面部分の狂いの大きさ。
へ	ベイナイト	鋼を150～500℃の熱浴に焼入れして恒温変態を起こさせたときにできる組織。＞リボン鋼とベイナイト鋼の曲げ加工性
へ	平面度	平面部分の幾何学的直線からの狂いの大きさをいう。
へ	並列タイプコイルドウェーブスプリング	重ね合わせた二本の平線から作られた波形コイルスプリング。
へ	並列多重ばね	皿ばねを並列に多段重ね合わせたもの。
へ	並列積み重ね	ばねのたわみが加算されるように組み合わせること。
へ	ベーキング	素材のひずみ除去又はめっき後の水素除去を目的として行う熱処理。
へ	ペーハー値	水などの酸性やアルカリ性の度合いを示す数値。ピーエッチ値ともいう。
へ	ベーラー試験	同じ条件のもとに作られた数個の試験片にそれぞれ異なる大きさの繰返し応力を与え破壊までの応力繰返数を求め、Ｓ-Ｎ線図を描き、判定するための試験。
へ	ベーラー線図	縦軸に応力（等分目盛）、横軸に破壊までの繰返し回数（対数目盛）をとって表した線図。
へ	劈開破壊	ほとんど塑性変形を伴わない脆性破壊。特定の結晶面で破壊するので光沢のある破面が観察される。
へ	へたり	ばねの永久へたりの総称。
へ	ベリリウム銅合金	銅にベリリウム銅0.4～2.2％及び少量のコバルト、ニッケル、鉄を添加した析出硬化系の合金。線、板ともに精密機器分野に用いられている。＞非磁性ばね
ヘ	ベルト研磨	研磨材を塗布したベルトによる研磨。
へ	ベルビルばね座金	円錐形円盤ばね形状のワッシャ。荷重が加わると径方向と円周方向のひずみを生じつつ平らになる。
へ	ベルリンアイ	板ばねの目玉の名称で、その中心が親板のほぼ中心線上になるように丸めた目玉。
へ	ベローズスプリング	ばね用鋼板を蛇腹状に成形したばねで、エアサスペンションなどに用いられる。
へ	変換器	入力信号を異なる形式の出力信号に変換する素子。
へ	変曲点	非線形特性ばねの荷重―たわみ線図において、特性が変化し始める点又は終了する点。
へ	変形	応力によって生じる部材の寸法変化。弾性変形と塑性変形がある。
へ	変形曲線	応力または荷重と、その結果生じる歪みまたは変形の関係を示す曲線。
へ	偏心	中心の片寄りのこと。
へ	偏心荷重	コイルばねに作用する荷重の作用線がコイル軸からずれている荷重。
へ	偏心カム	回転軸が幾何学的中心からずれている円筒カム。
へ	偏析	合金元素や不純物が不均一に偏在している状態。
へ	変態	温度を上昇または下降させた場合などにある結晶構造から他の結晶構造に変化する現象。磁気変態のように必ずしも結晶構造の変化を伴わないものもある。
へ	ベンチマーキング	特定企業の優れた活動の状況を記録として残し、企業活動の一つの改善目標とする方法。
へ	変動応力疲労限度	絶対値の異なる最大値と最小値との間を繰り返す応力が作用するときの疲労限度。
へ	変動荷重	時間的に大きさが不規則に変化する荷重。
へ	変動費	生産量に応じて直接変動する費用。例えば、直接労務費と材料費など。
へ	弁ばね	内燃機関の吸排気弁などに用いるコイルばね。＞耐疲労ばね
へ	弁ばね受け	弁ばねを保持させるための部品。
へ	弁ばね用鋼線	内燃機関のバルブスプリングに用いる鋼線をいい、弁ばね用ピアノ線、シリコンクロム鋼オイルテンパー線、クロムバナジウム鋼オイルテンパー線、炭素鋼オイルテンパー線などがあり、丸や異形断面線が用いられる。＞耐疲労ばね
ほ	ポアソン比	材料の弾性限界内で縦方向に荷重を加えたとき、縦ひずみと横ひずみとの比。
ほ	ポアソン分布	独立の事象を繰り返したとき、ある事象の出現する確率が表される分布。
ほ	保安装置	起動時もしくは運転中の異常を感知して、その異常によって多きな損傷や被害が生じることを防ぐように所定の制御をしたり又は信号を発する装置。
ほ	棒鋼	棒状に圧延又は鍛造された鋼で所定の長さに切断された鋼材。
ほ	防食	金属が腐食するのを防止すること。＞ばねの表面処理
ほ	防振材	振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、吸収してしまう能力の大きい材料。
ほ	防錆	金属にさびが発生するのを防ぐこと。一般にめっき、塗装、防錆油などの処理を施す。
ほ	防錆油	金属が錆によって腐食されるのを防ぐために塗布する油。
ほ	膨張係数	物体が熱せられたとき、長さ又は体積が増大する単位温度当たりの割合。前者を線膨張、後者を体積膨張という。
ほ	放電浸食	ワイヤー放電加工などに用いる電極線の放電による線の電食をいう。
ほ	母集団	考察の対象となる特性をもつ全てのものの集団。
ほ	保証荷重	ボルト、ナットなどのねじ部品で品物を締め付けて使用するとき、そのねじ部品にゆるされる最大の軸力。
ほ	補助ばね	プログレッシブ重ね板ばねにおいて、荷重の増加とともに補助的に働くばね。
ほ	ホースクランプ	板状又は線状の材料を用い環状に成形し、材料の弾性を利用してホース差し込み接続部を締め付けるばね。
ほ	ホース保護用コイル	給水、給油などのホースの破裂防止のために被せる細長い管に成形したコイル。
ほ	補正係数	理論値に対して実情に添うように実測値又は経験値などから得た係数で修正又は補正するのに用いる係数。＞ばねのせん断応力修正係数
ほ	ホーニング	精密な寸法を得るために砥石で円筒内面を研削すること。＞特殊なショットピーニング
ほ	ホットセッチング	低温焼きなまし温度程度で行うセッチング。温間セッチングともいう。＞セッチング
ほ	ホットピーニング	通常のショットピーニングより高い残留応力を得るために、200～400℃の温感で行うショットピーニング加工。主として高強度材を用いたコイルばねに使用される。＞特殊なショットピーニング
ほ	ホブ	円筒外周の螺旋に沿って切刃を付けた回転刃物。
ほ	母平均	母集団の平均。
ほ	ボールジョイント式中空スタビライザー	組付用のボールジョイントを持つ中空スタビライザー。
ほ	ボールジョイント式中実スタビライザー	量端末がボールジョイントで組付けられるように成形されたスタビライザーで、中実材から作られる。
ほ	ボールジョイントタイプ	バースタビライザー目玉部形状の一種で、ボールジョイントで固定する形式。