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ばねの研削             

 ばね研削No.1.jpg


圧縮コイルばね(押しばね)を製作する際には、「端面研削」といった先端部分を研削することがあり、本ページでは「ばねの研削」に関する説明をします。


「研削」と「研磨」の違い
ばねを製作する際以外にも、金属加工等を行う際に、「研削」、「研磨」という言葉は多々聞く言葉だと思います。
研削加工とは、研削工具である研削砥石や超砥粒ホイールなどを用いて、砥石作業面上の多くの切れ刃で工作物表面をわずかに削り取り、所要の寸法、形状および表面粗さなどに仕上げる加工方法です。
一方、研磨加工とは、遊離砥粒や固定砥粒を工作物に定圧で押し付けて、その表面を滑らかにする方法です。


ばねの端面研削
「端面研削」とは圧縮コイルばねの先端部分(座巻など)を研削することを言います。
ばねの端面研削の主な目的としては、以下のようなものが挙げられます。

1.直角度を良くする事による荷重の偏心、座屈を防ぐ。

2.密着寸法の減少

3.ばねをその他部品と合わせる際、相手部品の損傷を防ぐ。

基本的に線径の細いばね(線径1mm以下・ばね指数10以上)は研削しなくても精度上は問題はないとされています。例えば、研削する際、線径0.5mm以下の押しばねは、形状変化を防ぐ、もしくはばねを使用する際に関わる相手部品への影響が少ないため、研削せずに押しばねを使用することが多いです。
しかし近年、上記のような線径が細いばねでも端面研削を要求するケースが多くなっています。


研削機械(エンドグラインダー)について
ばねを研削する際にはエンドグラインダーを使い、研削をすることが一般的であるが、ばねの数量、形状によっては両頭グラインダー等で手作業で研磨をするケースがあります。

研削機械(エンドグラインダー)の種類
研削機械の種類はといしの取付方向(ばねが研削されるときの姿勢)で「立型エンドグラインダー」
と「横型エンドグラインダー」に分けられます。

研削機械例

立型エンドグラインダー
横型エンドグラインダー  


上記双方のエンドグラインダーにはそれぞれ特徴があり、
立型エンドグラインダーはばね運送用のワークテーブルが水平になっており、ばねの挿入、取出
にばねの自重を利用できるので手作業が容易なことが挙げられる。また立型は挿入等の自動化も可能です。
しかし、自由高さの高いばねを研削できるように設定すると、機械の全高が高くなり、振動発生のリスクもあることから、比較的に自由高さが短いばねにこのエンドグラインダーは使われます。

一方、横型エンドグラインダーは自動化が出来ず、ばねの挿入、排出に自重が使えないため、何らかの補助的な装置を設置して研削しています。



研削の種類(乾式研削と湿式研削)

ばねの研削を行う際、主に「乾式研削」と「湿式研削」に分けられます。

乾式研削
作業性・経済性・機械保守などの面からコイルばねの研削は乾式研削が一般的とされています。
といしは摩擦係数が低く、研削焼け防止に効果があるマグネシアといしが多く使用されていますが近年では、更に研削性に優れたマグネシア系とレジノイド系のセラミックといしが中・大線径のばねを中心に使用が増えているとされています。
また、乾式研削の場合集じん装置が必須となりますが、集じん装置そのものはといしの冷却にも効果があるとされています。

湿式研削
線径の大きいコイルばねの研削に用いられます。研削熱もほとんど起こらず、重研削が可能で研削粉が散布しないため作業環境面で有利とされています。


乾式研削と湿式研削の比較図


フセハツ工業 導入研削機


両端・自動研削機 AG-12E

両端・自動研削機 研王
AG-12E.jpg 研王.jpg
製造メーカー:旭精機工業

製造メーカー:旭精機工業
両端・自動研削機 SG-405-2型(5台) 両端・自動研削機 Newvp 2/20-5
大型研削機.jpg 小型研削機.jpg
 製造メーカー:西川鉄工(太平製作所)

 製造メーカー:昭和造機(正田造機)


>ばねの研削例はこちらをご確認ください 







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当社では、ばね製品の二次加工用のオリジナル機器や金型を製作して組立作業(アセンブリ)を行い、お客さまのニーズにお応えする体制を整えております。

 

当社で一貫して承ることで、トータルでのコストダウンをご提案いたします。

 

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