表面処理
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鉄鋼系素材を使用したばねの場合、腐食による折損に繋がることもあるため、表面処理が必要不可欠となります。 安価に済ませられる防錆油を塗布処理から、ステンレス製ばねへの潤滑性等の表面処理、バリの除去まで、お客様の用途・ご要望に合わせて適切な表面処理方法をご提案させていただきます。
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■表面処理
| No | メッキ | 防錆 | 特徴 |
| 1 | ユニクロ・クロメート | ○ | 一般的に広く普及している電気亜鉛鍍金 |
| 2 | 黒色クロメート | ○ | 亜鉛黒、黒色クロメートとも呼ばれる |
| 3 | ダクロダイズド | ◎ | 耐久性にも優れ、水素脆性も起こらない 塩分にも強い |
| 4 | ３価ホワイト | ○ | 一般にいわれる三価クロムクロメート 白色 |
| 5 | ３価ブラック | ○ | 黒色の三価クロムクロメート |
| 6 | ニッケル | △ | 装飾用に広く用いられる鍍金 |
| 7 | クローム | △ | 美観目的 ニッケル鍍金後、クロームを貼る |
| 8 | ドブ（溶融亜鉛鍍金） | ◎ | 安価で耐食性がある 鍍金厚注意 |
| 9 | 無電解ニッケル | ◎ | メッキ厚が均一で、袋状のような複雑な形状ににもしっかり付着する |
| 10 | 真鍮メッキ | △ | 銅と亜鉛の合金鍍金。鍍金後変色しやすい |
| 11 | 二硫化モリブデン | ○ | 乾燥しているが潤滑性がある 主にステンの焼付き防止として使用 |
| 12 | 銅メッキ | △ | 装飾、防食、機能用の幅広い用途に利用される赤みを帯びたメッキ |
| 13 | 本金 | ◎ | 表面に金を貼り、金らしく見せる 電気や熱をよく通す |
| 14 | パーカー処理 | △ | 表面を化学的に処理して皮膜を生成させる代表的な化成処理方法 |
■表面処理例
| 表面処理の目的など | 処理方法1 | 処理方法2 | 処理方法3 |
| 防錆が必要 | ニッケルめっき | 三価クロメート | クロムめっき |
| 防錆油の付着は困る | ニッケルめっき | 三価クロメート | クロムめっき |
| 材質は鉄鋼 | ニッケルめっき | 三価クロメート | クロムめっき |
| 材質はステンレス | バレル研磨処理 | ニッケルめっき | 不動態化処理 |
| 材質は銅合金又は純銅 | 金めっき | ニッケルめっき | 塗装 |
| 材質はアルミニウム | アルマイト処理 | クロムめっき | ニッケルめっき |
| 通電性が必要 | 金めっき | ニッケルめっき | 錫めっき |
| コストの安い処理が良い | 黒染め | 三価クロメート | 亜鉛めっき |
| 表面硬度を高くしたい | クロムめっき | ニッケルめっき | |
| 潤滑性が欲しい | 潤滑鍍金 | ニッケルめっき | クロムめっき |
| バリ・カエリを除去したい | バレル処理 | ショットピーニング | ドライホーニング |
| ばねの疲れ強さを向上 | ショットピーニング | ドライホーニング | |
| 識別管理用に色を変えたい | 黒色ニッケルめっき | 塗装 | |
| 半田付けをしたい | 錫めっき | 金めっき | ニッケルめっき |
| 美観を求めている | クロムめっき | ニッケルめっき | 三価クロメート |
ばねの塗装
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ばねの塗装の種類には次のようなものがあります。 ①はけ塗り（マーカー塗装） ②浸漬塗装 ③電着塗装 ④静電塗装 ⑤焼付塗装 ⑥粉体塗装（粉体焼付け塗装）
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ばねのショットピーニング
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ショットピーニング処理は、ばねの疲れ強さを向上させ、ばねの寿命を伸ばします。
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■関連する項目
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