ばね製品・材料の溶接のご相談を頂いておりますが、原則といたしまして、ばねの溶接は推奨しておりません。
ばねの材料は、ばねを製作するための合金鋼になっているため、ばねに溶接を行うと、熱影響によって溶接した部分が硬化し割れの原因になってしまいます。
溶接を行いたい場合には、必ず材料と溶接方法を最初に選定を行うことを推奨します。
また、溶接した部分に更に熱を加えて強度を出す方法もございますがこちらは要相談になります。
材質が鉄の場合は溶接が可能です。
当社製作事例はコチラ↓
>溶接リング φ3.0 材質:鉄
ばね材溶接の事例
1.引張コイルばね(フック無し) 線径4mm×全長19.5㎝ 材質:SWPB の製作お問い合わせ
Q:フック無しの密着巻きのばねの両端にリングを溶接して引きばねにすることは可能か
A:溶接ののち、フック部分のリングが外れる可能性がございますので、フック付きの引きばねを製作するか、現在使用している密着巻きの両端1巻き目を立ててフックにすることをご提案しました。
※両端1巻き目を立てるのは全長が変化します。
2. 線加工品 線径3.5mm 材質 60C 亜鉛メッキあり
溶接ではなく「ロウ付け」という方法になりますが、熱を加えすぎたことにより接続部分が硬化し折れやすくなっています。
当社製品「ワイヤーリング」について
フセハツ工業では、自動車のマニュアルクラッチに使用される部品で「ワイヤーリング」を製作しております。
巻取り成形後に切り口をパッド溶接する製品ですが、ばねの材料は高炭素な鋼であるため溶接部が非常に折損しやすくなっています。そのため、溶接した後に更に熱を加える、「なまし」を行います。
■その他のばねの二次加工例
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