ノギス、マイクロメータやばね試験機を用いた測定だけでなく、お客さまのニーズに合わせて、専用の検査治具を社内で製作して測定を行っています。
線径は、ノギスまたはマイクロメータを用いて測定します。
コイリング成形前は、材料メーカーから出される試験成績表(ミルシート)で線径の確認を行い、ノギスまたはマイクロメータで線径の確認を行います。
材料はコイリング機械のフィードローラーで加圧され送られて成形されます。そのときの加圧の加減によっては材料が真円から楕円に変形し、成形後に線径を測定してもJIS規格に入らないことがあります。
コイル径の測定は、一般的には外径を測定します。ばねのコイル部の内側に部品が入る場合には、内径を測定することもあります。測定器具はノギスを使用します。
また、外径または内径に相手方部品が入る場合は、お客さまと打合せを行い、専用の治具を用いて合否判定を行うこともあります。
ノギスは基本的にはコイル部の1点だけしか測定しませんので、コイル径全体にシビアな公差が必要な場合には、専用の検査治具を使用することをお薦めします。
自由長はノギスまたはハイトゲージで測定を行います。ばね試験機を用いて自由長を精密に測定することもあります。
また、1mを超えるような長いばねはメジャーで測定を行います。
定盤の上にばねとスコヤ(直角定規)を載せ、その間の隙間を隙間ゲージで測定します。そのとき、ばねを回転させながら最も隙間が大きくなるポイントを測定します。
また、精密に隙間を測定するときには投影機を使用します。
専用のばね荷重試験機を用いて行います。ばねの大きさや形状に合わせて、さまざまな治具を併用して測定することもあります。
角度はプロトラクター(分度器)や投影機を用いて測定を行います。おもに、ねじりコイルばねの足の角度を測定します。
シビアな角度が必要な場合には、お客さまと打合せの上、専用の検査治具を自社で製作し、全数検査を行うこともあります。
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■ばねの検査(測定)に関連する項目
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