Φ6.5ロッキングばね（押しばね）　

ロッキングばねΦ6.5

線径	Φ6.5
材質	SWOSC-V
表面処理	ショットピーニング

オイルテンパー線Φ6.5のロッキングばねを製造しています。

椅子に使用するロッキングばねを製造しています。材質は線径Φ6.5のオイルテンパー線です。種類は、シリコンクロム鋼オイルテンパー線でグレードは弁ばね用です（SWOSC-V）。

＞オイルテンパー線の種類と化学成分

＞オイルテンパー線の線径と引張強さ

オイルテンパー線は、硬鋼線やピアノ線に比べて耐疲労性に優れた材料です。比較的に長寿命のばねになります。

＞耐疲労ばねについて

オイルテンパー線にはショットピーニング処理を行います。ショットピーニング処理は、ばねの耐疲労強度を上げる働きがあります。

＞ショットピーニングについて

商品の企画段階から、試作そして量産まで、専属の営業担当者がお客さまの「モノづくり」をサポートいたします。

どうぞお気軽にご相談ください。

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コイリングマシン

このコイリングマシンはΦ8.0まで巻き取ることができます。大型のコイリングマシンです。オイルテンパー線は通常の材料よりも硬いので、上限の力に余裕のあるコリリングマシンで巻き取りをします。

巻き取り工程

正面からみたところです。左のローラが材料を右側に押し出していきます。必要な展開長のところでエアークラッチが作動して止まります。

巻き取り工程

巻き取り部分の拡大図です。正面の半丸が心金です。右の斜め上下２本のコイリングピンで成形していきます。左斜め上のツールは、ピッチツールです。線を押し出して、ばねの隙間を作ります。真上のツールがカッターで、ばねを切断します。

オイルテンパー線用線台

オイルテンパー線は直線に戻ろうとする力が強いので、通常の3倍の径の線台を使用します。自社製の線台です。

ロッキングばねの加工

ロッキングばねの巻き取り加工しているところです。上からカッターが下りてきて、切断する直前です。

ロッキングばねΦ6.5

巻き取ってテンパーした状態です。この後、研磨→ショットピーニング→二次テンパー→防錆油塗布と工程が続きます。

ロッキングばねの研磨1

450℃でテンパーした後、ばねの両端を研削します。

ロッキングばねの研磨2

中央の円盤でばねを支え、両側の砥石を回転させて削ります。

ロッキングばねの研磨3

端面を削った状態です。このままでは、表面にスケールがあったり、研削したときの粉塵が熱でばねに付着したりしています。

ショットピーニング機

研削後は、ショットピーニングをします。ショットピーニングは、表面を綺麗にするとともに、疲労強度をあげます。

ショット

ショットピーニング機でばねに高速で打ち付けるショット球です。砂のような細かい鋼球です。

ロッキングばねΦ6.5

ショットピーニング処理をしたばねです。二次テンパーをして、防錆油をかけて完成です。

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