小学校 「ばねのオモチャ」モノづくり体験教室
働きがいも経済成長も 産業と技術革新の基盤を作ろう
モノづくりの町、東大阪の小学校で約200人の生徒さんたちに、「モノづくり体験教室」を行っています。
この取組みは、NPO法人 東大阪地域活性化支援機構と協力して行っています。
>ブログ「ばねとくらす」東大阪モノづくりミュージアム 工作教室
体験教室のはじめに、ばねの種類と使われているところの説明をしてます。
例えば、押しばねはバイクのサスペンションに使われてりしています。
ねじりばねは密着部に足がついてる形状のばねです。
日常生活で目にするところでは、女性の髪留めに使われたりしています。
色画用紙を使ってばねを作ります。
ばねというと金属ばねをすぐに思い浮かべますが、紙でもばねは作れます。
フセハツ工業自家製の「にじ色ばねのオモチャ」セットです。
作り方の説明書も一緒に入っています。
「にじ色ばねのおもちゃ」のキットの袋を開けます。
中は七色の色画用紙が入っています。
色画用紙には1枚につき6個のドーナツが書かれてあります。
全部のドーナツを切り取ると6×7で42枚できます。
42回も同じ作業をするのは大変なので、まずは半分の3個×7枚でばねを作ります。
実線の部分を切り抜いていきます。
点線の部分は切らないように注意します。
ドーナツ形に切って、切込を入れていきます。
同じことの繰返し作業は、モノづくりの基本です。
高品質なドーナツ形を21枚作りましょう。
生徒さんによって切り方は様々です。
四角にきってから、ドーナツを切り抜いていく生徒さんもいます。
半分に折って、早く切ろうとする生徒さんもいます。
切り方にはさまざまに個性が出ます。
いびつな形になっても、それも個性です。面白い動きのするばねになります。
だんだん出来てきました。もう少しで21枚が切り抜けます。
真ん中をくり抜いた〇の部分も残しておいてください。
真ん中の〇を使って、ミニドーナツをつくってミニばねが作れます。
①まずは、21枚でばねを作って、坂を転がして遊ぶ。
②次は、残りも切って42枚のばねを作って、坂を転がしてみる。
③それでも時間に余裕のある生徒は、ミニばねを作って遊ぶ。
ひとクラスで一人か二人、③までする生徒さんがいます。すごいです。
切り抜けたら、いよいよ糊付けです。
繰り返し作業、ご苦労さまでした。
点線のところまで糊を貼って、ラセン形に1枚づつ丁寧に貼っていきます。
上や下のドーナツに糊がくっついて、ばねにならないことが多いので要注意です。
くっついても乾くまえなら、ゆっくり剥がせば再生できるので、あわてないで。
授業の様子です。2時間の授業です。
1時間目の終わりごろには、糊付けを始める生徒さんが出始めます。
できるだけ、一人づつ声かけをして、丁寧に教えるようにしています。
お手本の「にじ色ばね」は3枚連続同じ色を貼るようにしています。
1枚づづ違う色を貼っていってもかまいません。
想像力を働かせて好きな色の組み合わせで作ってください。
できあがりました。では、転がしてみましょう。
うまく最後まで転がるでしょうか。
転がす坂はベニヤ板をななめにして、その上にクロスをかけています。
ベニヤ板だけだと、滑ってうまくいかないので、クロスをかけてください。
坂の角度はちょうどよい具合に調整してください。
みんなで競争です。2時間目の中ごろを過ぎればほとんどの生徒が遊んでいます。
結構、盛り上がります。
みなさん、いろんななところで、遊び始めます。
21枚のばねができたら、時間のある限りどんどん長くしていきます。
最大で42枚です。
遊びに夢中になって絡まることもしばしばです。
あわてずに、修正しましょう。修正もモノづくりの大切な作業です。
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>日本ばね学会 会報「東大阪市ーモノづくりのまちの歴史」掲載。
>月刊 PHP Business THE21 「話題の企業人を追って」掲載。
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