ばねの総合メーカー「フセハツ工業」のある大阪府東大阪市の紹介や、最寄の駅の近鉄奈良線河内小阪駅周辺の地域情報です。
大阪府東大阪市のこのような街でばねの製造業をしています。
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東大阪市とは
<a href="https://www.photo-ac.com/profile/1777565">Happy bird</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真
大阪府東大阪市は、大阪府中河内地域に位置し、1967年(昭和42年)に布施市・河内市・枚岡市が合併して誕生しました。
大阪市と奈良県生駒市に隣接しており、大阪市、堺市に次いで府内第3位の人口約50万人を要する都市です。
また、高校ラグビーの全国大会で使用される、東花園ラグビー場があることから「ラグビーのまち」とも言われています。しかし東大阪では「モノづくりのまち」とも言われているのです。
東大阪市の歴史~ものづくりのまち・中小企業のまちが誕生するまで~
江戸時代~河内木綿の誕生~
江戸時代、東大阪市は河内国に位置しており、そこでは「木綿産業」が盛んでした。この「木綿産業」が東大阪市が「モノづくりのまち」、「中小企業のまち」と言われるようになったきっかけです。
日本各地で木綿産業が発達したのは17世紀初頭のことで、この頃、河内(大阪府東部)、和泉(大阪府南部)、摂津(大阪府北部)にも木綿産業が発達していました。
特に旧大和川流域に当たる、中河内地域(現在の、東大阪市、八尾市、柏原市)では、1704年(宝永元年)に始まった大和川の付け替えによって、不要になった溜池などが綿作農業に使用され、江戸中期~後期にかけて木綿の一大産地を形成したのです。
そして、その土地から取れた木綿のことを「河内木綿」と呼ぶようになりました。天保年間(1830年~1843年)では「河内木綿」は最盛期を迎え、生産高は当時の全国の約30%を占めるほどであったといわれております。
http://osumituki.com/event/rakuen/101357.html から引用
明治時代~木綿産業の衰退と産業集積地の誕生~
明治時代に入ると、殖産興業政策による近代紡績産業と在来の木綿産業が競争する事態が起きました。
その結果、機械制工業、鉄道網整備、資本主義育成による国家の近代化を推進した政策を優先され、河内の木綿産業は衰退し、地域経済に深刻な影響をもたらしました。
その後、木綿産業で生活をしていた人は、農業や繊維関連に転職するようになりました。
しかし、その他にも大阪の商店又は工場に丁稚奉公に出る人がいたのです。
そこで金網の製造技術を学び、帰村したのち、奉公先で身に着けた金網の製造技術を生かし新たに起業した者や、鍛造技術を習得し理髪用バリカンの製造を始めた者がいました。
このような人たちが金網工業や作業工具工業の地場産業を形成するきっかけになったのです。
木綿産業が衰退し、地元の人々は苦労しながらも新たな事業に挑戦したことにより東大阪市が産業集積地となり、「中小企業の町」「モノづくりのまち」と呼ばれるようになりました。
※内職を始めた者もおり、歯ブラシ工業やボタン工業などの雑貨産業の発展にも貢献しましたが、現在は東大阪市ではなく八尾市の地場産業であるといわれているそうです。
当社も旧布施市にあり、かつては「株式会社布施発條工業所」といいました。この地で、半世紀以上にわたりスプリング製品を製造販売してきました。
創業時のばね製作機械
>ブログ「東大阪市ーモノづくりのまちの歴史」(日本ばね学会 弊社紹介より)
大阪府東大阪市と奈良市生駒市との県境にあります。標高は642mで日本最古の里山とも言われています。
生駒は「せいく」とも読み、気が荒く乗りこなすのが難しい荒馬を意味します。
生駒山が文献に登場するのは古く、日本書紀の神武天皇の東征のところに出てきます。
神武天皇は生駒山から大和に入ろうとしまたが、生駒山を軍事拠点にする大和の有力豪族のナガスネヒコの抵抗に合い、大敗北を喫します。神武天皇は、やむをえず紀州半島を迂回して熊野から吉野を通るという大変険しいルートを選択し大和に入りました。
生駒山は古くから和歌にもよく読まれました。
読み人知らず(万葉集)
君があたり 見つつも居らむ 生駒山 雲なたなびき 雨は降るとも
藤原定家
いこま山 いさむる嶺に ゐる雲の 浮きて思はき ゆる日もなし
与謝野晶子
誰ぞ夕 ひがし生駒の 山の上の まよいの雲に この子うらなへ
大正から昭和初期にかけて、生駒山はリゾート開発が進み、日本最初の営業用ケーブルカーや、遊園地、別荘の開発が進みました。
今でも山頂遊園地には当時の大型遊戯設備の「飛行塔」が現役で活躍しています。日本最古の「飛行塔」です。
生駒山には現在9つのハイキングコースがあり、里山ハイクを楽しむことができます。
生駒縦走歩道は、枚方市から柏原市までの7つの府民のもり・園地を通過する約40kmのトレッキングコースで、季節ごとの自然に親しむことができます。
>生駒山 ハイキングコース
大阪府東大阪市を東西に走る近鉄奈良線の枚岡駅を降りてすぐ前に枚岡神社はあります。枚岡神社は河内国の一ノ宮として、河内国では正式な格式が最も高い神社です。創始は神武天皇が即位する3年前に国土平定を祈願して建てられました。当時は生駒山を中心として強力な勢力があり、神武天皇は東征の際、簡単に大和国に入れなかったとされています。
もともとは神津嶽(かみつだけ)に祀られていましたが、650年に現在の地に移されました。神津嶽は現在「神津嶽ハイキングコース」として、生駒山で人気のハイキングコースとなっています。
また、枚岡神社は枚岡梅林があることでも有名です。
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大阪府東大阪市の近鉄奈良線の石切駅を下車し、参道の坂を10分ほど下ると石切神社に着きます。「いしきりさん」と親しまれ、石切りさんのお百度参りは全国的に有名です。
石切神社の創建年代ははっきりしませんが、古代において河内国最大勢力であった物部氏が興したようです。物部氏の祖先を神としています。物部氏は、政敵の蘇我氏・聖徳太子に敗れて没落したため、はっきりした創建がわからなくなったのではないかと思われます。
石切神社の参道には占い屋が多数軒を連ね、ヨモギうどん屋さんにおでん屋さん、明石焼き屋さんに漢方薬屋さんなど、地元では親しまれた「石切りさん」独特の参道風景が展開します。東大阪では昔から最も人気のある神社です。
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花園ラグビー場は、近鉄奈良線の東花園駅を下車して10分のところにあります。昭和4年に秩父宮の意向をうけ、閉鎖された競馬場を改造して日本で最初のラグビー専用グラウンドとして開場しました。
花園ラグビー場は、「ラグビーの聖地」といわれています。「ラグビーの甲子園」である「全国高等学校ラグビーフットボール大会」の会場として全国的に有名です。
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小阪駅北側のメルシー街を通ってフセハツ工業に向かう途中、郵便局の角を西に曲がった50mくらいのところにあります。今は、マンションの隅の小阪第三公園という小さな公園になっています。
当時の日本を代表する映画会社である帝国キネマの撮影所として年間100本の映画が撮影されました。しかし、手狭になり、昭和3年に東洋のハリウッドと呼ばれた東大阪市の長瀬撮影所ができたため、徐々に閉鎖されました。
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フセハツ工業から西に3分くらい歩いたところにある小さな川です。
今は小さな用水路ですが、かつては大和川本流として幅700m以上のところもあった大河で、歴史的な大洪水を何度も起し多数の犠牲者を出した暴れ河でした。江戸時代に大和川が現在の位置に付け替えられ、洪水被害はなくなりました。
旧大和川跡地では多くの新田開発がなされ、大阪の豪商「菱屋」が開発した新田は、今でも「菱屋西」などの町名で残っています。
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昭和初期の建造物である旧校舎を移転・復元した、大阪商業大学のシンボルです。
1935年に完成し、「白亜の殿堂」と評された建物で、2000年には国の登録有形文化財にも指定されました。
現在は大講堂や学園資料室のほか、府内4番目の博物館相当施設である商業史博物館とされています。
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住所: 〒577-0046 大阪府東大阪市西堤本通1-3-43 TEL:06-6789-5531 FAX:06-6789-5536 アクセス: 近鉄奈良線河内小阪駅より徒歩13分 JRおおさか東線高井田中央駅より徒歩20分 地下鉄中央線高井田駅より徒歩20分 |
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>YouTubeチャンネル【ばねの総合メーカー「フセハツ工業」】新着製造動画、更新中です!
1946年(昭和21年)、大阪府東大阪市に「ばね作」を創業してから今日までの沿革です。さまざまな方のご支援により今日のフセハツ工業が築かれました。
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「ばね物語」は、1998年に創立50周年を記念して編集されたフセハツ工業の社史です。国立国会図書館をはじめ、全国の図書館のご依頼により寄贈いたしました。 50年を迎え、過去を振り返ることで現在を見つめ直し、加えて将来に資することを主旨として社史を刊行いたしました。
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■関連する項目
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>日本ばね学会 会報「東大阪市ーモノづくりのまちの歴史」掲載。
>月刊 PHP Business THE21 「話題の企業人を追って」掲載。
>東大阪公式観光情報サイト ピカッと東大阪 フセハツ工業紹介ページ
>東大阪新聞 旧河澄家で「東大阪の産業写真展」 工場や銭湯の写真展示、感染対策商品も
>東大阪新聞 ばねと機械の写真を展示するフセハツ工業のコーナー
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