ハイテクとローテクを組み合わせる「ばねの匠」
創業70年を超える老舗のばねメーカー。
押しばね、引きばね、ねじりばね、板ばねなどの各形状と、
ピアノ線、硬鋼線、オイルテンパー線、ステンレス線など各素材に対応し、
1個の注文から量産まで品質・納期・コストで柔軟に対応する。
試作段階から専属担当者が設計支援し、顧客が求める仕様を迅速に満たす。
工程が長く品質が厳しい自動車の動力伝達装置周辺部品を主力とし、
美容院のリクライニングシート用のばねなども手がけ、さまざまな生活シーンで影から品質を支えている。
平成27には握力向上に使うばね製品「おにぎりボール」の復刻版を発売した。
複雑なばねや太い径に対応するためのNC(数値制御)スプリングフォーミングマシンをはじめ工場内の設備は80台以上。
その内20台は過去4年内に入れ替えた最新設備だ。
豊富な設備により線径0.1mm~13.0mm、リング径で300mmに対応する。
吉村篤社長は老舗メーカー特有の蓄積ノウハウと職人技のみに頼らず、「ハイテクとローテクの組合せで顧客ニーズに対応している」と経営方針を語る。
若手への技能継承も着実に進んでいる。
豊富なばね種を少量多品種でも短納期対応できる秘訣は、同社の内製化志向にある。
溶接はもちろん金型や治具も内製。
自社内で焼きなましなどの熱処処理をし、オリジナル設備で検査する。
ばねの不良が発生しやすい箇所として一般的に溶接部があげられるが、内製と徹底した検査体制がそれを防いでいる。
吉村社長は「ばねは『弾む原理』を使用した、いたってシンプルな部品だが、非常に重要な機械要素。
責任感を持ってつくっている」と力強く語る。
内製化はコストや納期だけでなく、品質を担保する上でのカギともなっている。
平成28年に、冷間ばねメーカーとしては極めて珍しい真空炉の導入に踏み切った。
これまで工場内にあった電気炉は200℃~450℃で、真空炉は1300℃になる。
狙いはインコネルやハステロイなどへ曲げる技術の幅を広げること。
ばねは多用途で使われる部品ではあるが、時代とともにニーズは変化と縮小を繰り返す。
これまでにも時代とともに顧客も遷り変わってきた。
「フセハツ工業」は、真空炉を活用し、発電所や航空機で使用する耐熱性の高いばね市場にも足場を拡大して持続的な成長を目指す。
昭和21年に「ばね作」の屋号で創業しました。
創業者の作田忠雄が制定した社訓「旺盛なる意欲を以て積極的に仕事に当たること、創造力を活用し広い視野に立って仕事を進めること」など6項目あり、今なお指針となっています。
創業より培った技術によってお客様の求めるばねを実現します。
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>日本ばね学会 会報「東大阪市ーモノづくりのまちの歴史」掲載。
>月刊 PHP Business THE21 「話題の企業人を追って」掲載。
>東大阪公式観光情報サイト ピカッと東大阪 フセハツ工業紹介ページ
>東大阪新聞 旧河澄家で「東大阪の産業写真展」 工場や銭湯の写真展示、感染対策商品も
>東大阪新聞 ばねと機械の写真を展示するフセハツ工業のコーナー
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