「金属産業新聞」に弊社の記事が掲載されました!
hirose06282023年1月2日の金属産業新聞 新年特集号に弊社の記事が掲載されました!!
↑記事切り抜き
ばね製造の仕組み体感 フセハツ工業 工場見学会ひらく
フセハツ工業㈱(吉村篤社長)の工場見学会が11月18日に開かれた。東大阪市内の町工場を開放するイベント「オープンファクトリー こーばへ行こう!」の一環として行われたもの。
同社は1946(昭211)年、「布施発条工業所」として創業し、66年に現社名に変更した。以来、半世紀以上にわたって各種ばね製品を製造・販売している。大きく自動車関連のばね製造を行う第一製造部、一般向けのばね製造を行う第二製造部、自社オリジナルばねを製造する工作室に分かれ、今回、製造部ごとに順に見学が行われた。
第一製造部はミッション車のクラッチカバーの皿ばねの支点となるワイヤーリング製造がメイン。工程はばね材を巻き取って溶接、なましを経てバリ取り、最後に破壊検査や全数検査に至る。このばねはリング状で、様々なサイズを製造している。対応車種も一般車両からトラック、大型バスまで範囲は広い。
第二製造部では小ロット多品種製造を柱に、主に産業機械や教育関連、娯楽施設向けのばね、美容院や歯医者の自動昇降椅子で使用されるばねを製造。ピアノ線や硬鋼線などのばね材を使った巻き数、熱処理・めっき処理まで対応する。刑務作業向け部品として、洗濯ばさみ用ばねも製造している。
工作室では研磨関連機器、カッター関連機器などのオリジナル製品を製造。ばね製造用の自社製治具も製造している。
同社はホームページや動画サイトを拡充させる一方、ツイッターやフェイスブックなどSNSも活用し、様々な情報を提供している。吉村社長は「多方面から情報を発信することで、ばね業界に関心を持っていただき、働きやすい職場環境をアピールしていきたい。採用活動も順調で人材面に不足はない」と話す。社員の平均年齢は30歳代と若く、ベテランから若手へ、ばね作りのノウハウの継承も進めている。
(原文ママ)