<![CDATA[ばねとくらす]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/ Tue, 12 Nov 2019 18:12:38 +0900 Tue, 15 Oct 2019 16:31:56 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[Bリーグ開幕。フセハツ工業はプロバスケット「大阪エヴェッサ」を応援しています!]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/10/15/59 プロバスケットボール Bリーグ開幕しました。

開幕戦は「大阪エヴェッサ」対 「琉球ゴールデンキングス」。伝統の一戦です。



大阪エヴェッサ





大阪エヴェッサ

フセハツ工業は大阪エヴェッサの「オフィシャルゴールドパートナー」です。





大阪エヴェッサ

天井の電光掲示板でバネの宣伝してもらっています。





コートの真ん中に会社名のペイントをしてもらってます。




大阪エヴェッサ

試合が始まりました!





大阪エヴェッサ






大阪エヴェッサ

ハーフタイムです。演出がすごいです。





大阪エヴェッサ





大阪エヴェッサ

後半戦開始です。




大阪エヴェッサ




 

大阪エヴェッサ

最後に同点3ポイントシュートで追い付かれ、延長戦に。90-85で辛くも大阪エヴェッサの勝利!!






大阪エヴェッサ

天日ヘッドコーチの開幕勝利インタビュー。

今年は優勝目指して頑張ってください!





>大阪エヴェッサ



>琉球ゴールデンキングス]]>
Tue, 15 Oct 2019 16:31:56 +0900
<![CDATA[旧式二輪車専門誌「モーターサイクリスト」に取材協力が掲載されました]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/10/09/58 旧式二輪車専門誌「モーターサイクリスト」 №13 2019年10月号 に掲載されました。


モーターサイクリスト2-1.jpg







モーターサイクリスト3.jpg

足回りのリフレッシュとカバー磨き
YAMAHA Sports250 YDS-3 再生
文と写真/高垣亮輔
取材協力 フセハツ工業




モーターサイクリスト4.jpg

フォークまわりのリフレッシュ


モーターサイクリスト8.jpg


1.手始めにフロントサスからキレイにしたい。元のバネ(左)も弾性は十分残っていたが、「1本からでもオーダー可能」というフセハツ工業に作ってもらった(右)。

2.製造工程も簡単に紹介。こちらは素材となる鋼線を専用の機械で巻いている図。

3.バネの形になったら、弾性限度と耐力アップのため、専用の炉でテンパー処理を行う。と、書くとなんのことやらだが、詰まるところ焼きなましである。

4.焼きなまし後は、座面が直角になるように削っていく。ただ機械におけばよいというものではなく、巻き数などを加味して微調整が必要なのだとか。



>モーターサイクリスト



>押しばねの製造工程


>バイク用カスタムばね 承ります



>ばねの試作 1個でも…



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Wed, 09 Oct 2019 16:14:15 +0900
<![CDATA[神戸大学附属中等教育学校 工場見学の発表会がありました]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/10/08/57
神戸大学附属中等学校で東大阪の町工場見学の発表会がありました。

先日、フセハツ工業を見学した生徒さん達が色々な観点から約20グループに分かれて発表されました。



神戸大学附属中等教育学校1.jpg






神戸大学附属中等教育学校2.jpg






神戸大学附属中等教育学校3.jpg






神戸大学附属中等教育学校4.jpg




日刊工業新聞(2019年9月24日)に、発表の様子が掲載されました。


日刊工業新聞2019.9.24.jpg

東大阪の町工場見学

神戸大付属中 AI賛否検証

神戸大学附属中等教育学校(神戸市東灘区)は、生徒が大阪府東大阪市の町工場見学をもとに行った調査研究の発表会を動向で開いた(写真)。

工場見学会は大阪モノづくり観光推進協会(東大阪市)が、東大阪などの中小企業を観光資源に育てる「モノづくり観光プログラム」の一環で実施された。

同中学では総合学習の授業として7月に2年生121人が東大阪の中小製造5社や大阪府の大手企業などを訪問。

当日の見学や後日調査を通じ、班ごとに設定した「大企業にはない中小の強み」、「これからのモノづくりに人工知能(AI)は必要か」などのテーマを検証した。

発表会には野田金属工業、フセハツ工業、松よし人形の3社の社長もかけつけた。

フセハツ工業の吉村篤社長は、「(自社のことや仕事への思いが)化粧せず、学生にそのまま伝わっている印象を受けて安心した」とした。



>神戸大学附属中等教育学校







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Tue, 08 Oct 2019 15:38:30 +0900
<![CDATA[社員旅行で浜松に行ってきました]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/09/12/56


フセハツ工業社員旅行2019 in浜松



浜松エアパーク.jpg

>浜松エアパーク(航空自衛隊浜松広報館)






竜ヶ岩洞

>竜ヶ岩洞







浜名湖ロープウェー

>舘山寺ロープウェー







浜名湖展望

>浜名湖









浜名湖遊覧船乗り場

>浜名湖遊覧船





うなぎパイ

>「夜のお菓子 うなぎパイ」ファクトリー


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Thu, 12 Sep 2019 17:11:17 +0900
<![CDATA[東大阪町工場写真展に出品しました]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/09/12/55
東大阪市民美術センター

「企画展 東大阪町工場展」に出品しました

 2019年8月28日(水)~9月8日(日)




「モノづくりのまち」「ラグビーのまち」として全国に知られている東大阪市には、中小企業の町工場が密集しています。

関係者以外は立ち入ることのない製造業の現場には、歴史を感じさせるものから最新の機械まで、空間にはピンと張りつめた空気感も存在し、ひとたび足を踏み入れると「モノづくり」の世界に誰もが圧倒されます。

しかしながら「モノづくりのまち」を掲げるだけでは、誰が何を作っているのか、一般的にはあまり知られていないのが現状です。

そこで美術センターの写真クラブの皆さんに、地域の活性化や、「モノづくりのまち」を全国、世界に伝えることを目的に、町工場の今を写真で表現していただき、今回の「東大阪町工場写真展」を開催いたします。








東大阪町工場展-1.jpg

東大阪町工場展パンフレット






東大阪町工場展-2.jpg






東大阪町工場展

フセハツ工業 工場写真の展示風景






東大阪町工場展

フセハツ工業 サンプル展示






>東大阪市民美術センター


>特別展・企画展 東大阪町工場展





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Thu, 12 Sep 2019 16:06:26 +0900
<![CDATA[岐阜県羽島市立竹鼻中学校 工場見学]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/05/31/54  

岐阜県羽島市立竹鼻中学校 工場見学

 

修学旅行で東大阪市の町工場見学です。フセハツ工業でバネ製造工場を見学されました。

 

羽島市立竹鼻中学校

 

 

 

羽島市立竹鼻中学校

 

 

 

羽島市立竹鼻中学校







 

 ワイヤーリング タタキ作業体験




 


 

>羽島市立竹鼻中学校

 

 

 

岐阜県羽島市竹鼻の名所・名物

 

岐阜県羽島市竹鼻 竹鼻別院 藤

竹鼻別院 藤(県指定記念物)

樹齢300年、単独の1本の藤としては日本有数、東海最大。毎年「ふじまつり」が開催されます。

 

>羽島市観光協会「竹鼻別院」

 

 

 

岐阜県羽島市竹鼻 みそぎ団子

みそぎ団子

小倉あんを団子で包み、赤味噌ダレでいただきます。この地方独特の食べ物。給食にも出ます。

 

>岐阜の極み「みそぎ団子」 

 

 

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Fri, 31 May 2019 16:50:37 +0900
<![CDATA[東大阪モノづくりミュージアム ばねのオモチャ工作教室]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/05/28/53 東大阪モノづくりミュージアム

ばねのオモチャ工作教室



フセハツ工業株式会社



2019年5月25日(土)

フレスポ東大阪 2階イベントスペース






































>工場を記録する会(東大阪モノづくりミュージアム)

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Tue, 28 May 2019 09:13:26 +0900
<![CDATA[公益社団法人日本化学会「化学と教育」にバネ論文掲載されました。]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/05/23/51

ヘッドラインテーマ

目に触れることがほとんどない材料の凄い技術



バネ:材料分類と機能
~「弾む原理」の歴史と発展・進化~



フセハツ工業株式会社
代表取締役 吉村篤



「化学と教育」誌 本文


バネは人類が太古の昔から使用してきた機械要素部品である。まず、バネという部品の特徴を明らかにし、主なバネの種類と用途を示す。

次に、人類の産業発展とバネの関わりを俯瞰し、最新のバネ材料およびバネ製造技術について述べる。

最後に、今後の日本におけるバネ技術の課題について触れる。



さまざまなバネ





1.はじめに
バネは「跳ねる」から転じて訛って出来た言葉とされている1)

バネとはJISの定義2)によると「物体の弾性又は変によって蓄積されたエネルギーを利用することを主目的とする機械要素」とある。

バネという部品の特徴を一言でいうと、目に見えない力をコントロールして便利な機能を生み出す部品といえる。

単に寸法通りの製品を作っただけでは良いバネとはいえない。

狙った通りの力が出て、機械システム全体の中で想像した通りに機能してこそ良いバネといえる。



宇宙に存在する全ての固体物質には必ず弾性力がある。

弾性力とは、力を加えて変形しても元の形に戻ろうとする力をいう。バネはこの弾性力を利用した部品である。

バネというと金属バネを思い浮かべることが多いが、実は全ての固体物質がバネになり得るのである。

金属バネは大きな力を出しやすく、その力をコントロールし易いところから現代では多用されているにすぎない。

紙でバネを作ることも可能である3)


バネの特性を少し詳しくみると、①荷重*1とたわみ*2の関係性の利用、②エネルギーの蓄積と放出、③振動衝撃の緩和、という3つの機能に分けて考えることができる4)


①の特性は一般的によく知られているバネの代表的特性で、いわゆる「フックの法則」*3である。

バネ秤に利用されているのをすぐに思い浮かべることができる。


②の特性はバネが変形するときの弾性エネルギー*4をバネに蓄え、必要な時に蓄えたエネルギーを一気にあるいは徐々に放出させて使用する機能である。

この機能を利用する代表的なバネにゼンマイバネがある。また、ビックリ箱に使用されるバネもこの機能を利用しているといえる。


③はバネがもつ固有振動数*5を利用することで、振動の伝達を緩和させる機能である。

この機能は自動車やバイクのサスペンションバネ、耐震バネなどに利用されている。



2.バネの種類

2.1 形状による分類

バネの形状を大きく分けると、コイルバネとそれ以外の形状のバネに分けることができる。コイルバネ以外の形状には、板バネ・皿バネ・線細工バネなどがある。

コイルバネは最も多く生産されているバネで、圧縮コイルバネ・引張コイルバネ・ねじりコイルバネの3種類に分類される。

コイルバネが多く使用される理由は、エネルギー蓄積の効率が大変よいこと、大量生産が低コストでできること、省スペースでの設計が可能であることなどが挙げられる。



ばねの種類.jpg
                                                        
            



コイルバネの亜種としてリングバネがある。リングバネの使用例としては洗濯バサミのピンチリングがある。バネに蓄えられた力で、洗濯物を固定させる機能をもつバネである。

また、キーホルダーに使用されている二重リングもリングバネの一種である。

このように生活の身近なところにバネは以外と多く使用されている。


洗濯バサミ ピンチリング.jpg



コイルバネ以外のバネ形状では、線細工バネの使用例として、椅子のクッションに使用される波形形状のバネやカラビナやナスカンのスナップ部分の仕様例がある。



ナスカン.jpg





2.2 成形方法による分類

バネは成形方法によって、冷間成形バネと熱間成形バネに分類される。

冷間成形バネは、冷やして成形するという意味ではなく、室温で加工できるバネ材料で成形したバネをいう。ほとんごの小型バネを冷間成形バネである。

熱間成形バネは、材料を熱くして赤くし、柔らかくしてから成形するバネをいい、大型バネを製造する場合の成形方法である。

バネ材料の線径が13mmを超えると室温では曲げることができないため、熱間成形されることが多い。

冷間成形と熱間成形では同じバネでも、設備・熱処理方法等が全く異なり、使用する材料の成分にも違いがある。



2.3 材料による分類

まず、金属バネと非金属バネに大分類される。次に、金属バネは鋼製バネと非鉄金属バネに分類される。

鋼製バネの材料は、硬鋼線・ピアノ線・オイルテンパー線・ステンレス鋼線があり、バネ材料の圧倒的主流を成している。

硬鋼線とピアノ線はほぼ同じ成分だが、硬鋼線はグレードの低い汎用規格であるのに対し、ピアノ線は高品質を目指した規格である。

オイルテンパー線は熱処理を施した高強度な鋼線であり、ステンレス鋼はクロムを10%以上添加して錆びにくくした鋼線である。

非鉄金属バネの材料は、銅合金・ニッケル合金・チタン合金・形状記憶合金などがある。

非金属材料としては、ゴム・合成樹脂・セラミック・GFRP*6などがある。


金属バネの主流である「鋼」とは、どのような金属材料なのだろうか。

鋼とは炭素を0.04%~2.0%含む鉄の合金のことをいう。様々な成分を付加し、熱処理によって鋼はその性質を変える。

バネは鋼を作る技術の発展と共に進化してきた。




3.バネ産業の歴史

3.1 最古のバネ

人類最古のバネはどのようなものだったか。もちろん、金属バネではない。

最初のバネは、植物の弾性力を利用した「罠」が最初であったと言われている。時期は10万年前と推定されている。

証拠が残っている範囲での最古のバネは「弓矢」である。

バネは目に見えない弾性力という力を利用した部品であり、そのバネを使って道具を生み出すには、高度な想像力と論理的思考能力が必要だったと考えられる。

バネは、人類がホモ・サピエンスの段階に進化して初めて発見された機能部品といえる。



3.2 日本バネの歴史

罠や弓矢以外のバネの古い使用例としては、「お箸」がある。

現代のように2本の棒を使用するのではなく、竹をU字型に曲げて使用するもので、弥生時代から奈良時代まで使用されていた。やはり植物の弾性力を利用している。


金属バネの初期のものとしては、ハサミがある。

こちらも金属をU字型に曲げて使用していた。日本でも古墳から出土している。

また、鎌倉時代には阿弥陀仏立像の玉眼を固定させるために頭内部に円錐コイルバネを使用した例が発見されている(静岡・新光明寺蔵 伝快慶作)5)



日本で金属バネがはじめて大量生産されたのは、戦国時代といわれる。種子島(火縄)の伝来が金属バネの量産をもたらした。

火縄銃の「弾き金」と言われる板バネの量産である。

日本には元々優れた刀鍛冶の高度な技術があった。鉄と炭素を最適にコントロールし鍛造と熱処理を繰り返すことで強靭な鋼を作る技術をもっていた。

この技術が「弾き金」を量産するときに応用された。

鋼を作る高度な技術がなければ、バネを量産することはできず、従って火縄銃を大量生産することはできない。

バネ製造技術が日本になかったら火縄銃をすぐに国内生産することはできず、戦国時代の歴史が変わっていたかもしれない。



3.3 バネ産業の発展

バネ技術および産業の発展は、バネ材料製造技術と自動車の発展の2つが大きく寄与している6)

手工業から機械化、無人化・IT化へと進化してきた。



ばねの歴史


現在、日本のバネ材料の製造技術は世界トップクラスである。

材料の善し悪しはバネの品質を決定づける。材料の品質が悪い場合、すぐにバネが折損する。

また、加工後や熱処理の寸法バラつきが大きく、その結果として荷重のバラつきもいい菊、精密バネを巻くことができない。


バネ産業にとって最大の市場は自動車産業で、シェアは半分近くを占める。自動車の技術革新がバネの製造技術の発達をを促した。

新しいバネ材料の開発はもとより、より軽量でより強靭な設計・製造技術が発達し、現在ではJIS規格を超える高度な品質仕様がバネに要求されている。



4. 現在のバネ材料

4.1 鋼製バネ材料

4.1.1 オイルテンパー線

鋼製バネ材料では、近年オイルテンパー線の需要が増えてきている。

オイルテンパー線は、ピアノ線・硬鋼線に比べて、真直性が良く、弾性限が高く、耐熱性・耐へたり性に優れた性能を発揮する。

真直性が良いとは、材料の線癖を小さくすることができ、バラつきを小さくする。

また、弾性限が高いので、より省スペースで大きな力を出すバネを製造することができる。


オイルテンパー線の中でも、弁ばね用シリコンクロム鋼オイルテンパー線は特に優れ、自動車のエンジンに使用されている。

近年では、さらなる高強度を求めてオイルテンパー線の開発が進められており、自動車産業が求めるより軽量でより強度のあるバネが開発されている。


オイルテンパー線でバネを製造する場合、ピアノ線・硬鋼線とは違った製造工程をとる。

巻取成形後のテンパー処理(熱処理)では、通常より100℃以上高い450℃で処理を行う。また、その後にショットピーニング処理*7を行い、もう一度200℃で二次テンパー処理を行う。

このような処理を行うのは、材料強度が非常に強いためである。

バネ成形後の変形やへたり防止、バネの寿命の強化のためにこのような処理を行う。


4.1.2 ステンレス鋼線

ステンレス鋼線は錆びやすいはばねを錆びにくくするために開発された材料である。バネ用材料としても優れた材料だが、欠点もある。

それは、硬鋼線やピアノ線よりも力が出ないということである。同じ寸法の設計をした場合、ステンレス鋼線のバネの方が弱いのである。

この欠点をカバーするために、高強度ステンレス鋼線が開発されている。JIS規格を上回り、ピアノ線と同等の力を出すことができるバネ用ステンレス鋼線である。

材料メーカー各社で独自に開発が進んでおり、ハーキュリー(日本製線株式会社)やエクサス(鈴木住電ステンレス株式会社)といったブランド名で販売されている。


4.2 非鉄バネ材料

4.2.1 インコネル材

非鉄材料として最近注目されているのは、耐熱性や耐食性に優れ、非磁性の特徴をもつインコネル材などのニッケル超合金である。高温の排気部分や、燃焼系の部分で使用されている。

従来のステンレス鋼線は、良くても400℃が限界である。絶対に折損がゆるされない場所や、バネを交換するのに高コストがかかる場合には、耐熱材料で設計することが増えてきている。

ただ、材料価格はかなり高い。熱処理も特殊になり、高温で処理が必要になる。通常の冷間成形で行うテンパー炉では処理できない。


4.2.2 チタン材

チタン材も最近注目されている。チタンは軽く、耐食性がステンレス鋼を上回る。最近では、宇宙・航空分野でもよく使用されている。

しかし、チタン材の欠点は、バネとしては加工性が良くないことである。摩擦が大きく、すぐに機械が焼き付いてしまう。

寸法バラつきも大きく、量産には向かない。

チタンを精密に量産加工するための技術は未知な部分が多く、今は1個ずつ手加工に近い生産方法をとる必要がある。


5. 現代のバネ生産技術

現在のバネ生産は主としてNC*8コイリングマシンやNCフォーミングマシンで行う。コンピュータで数値制御のプログラムを組み、精密にモーターを動かし生産を行う。


NCフォーミングマシン


コイリングしながら、タッチ式センサーや静電容量センサー*9、レーザーセンサーでバネを自動で全数検査し、自動選別を行う。



静電容量センサー


検査は全てグラフ化され、バラつき状況が分析される。異常値があれば、自動的に停止する。最近では、機械が自ら判断して異常値を修正して生産を続けるタイプの機械も開発されてきている。

成形されたバネはロボットアームで取り出し、箱に入れる。


6. おわりに

最後に、今後の日本におけるバネ技術の課題をまとめることにする。

超大量生産は海外で安く行われている状況で、高付加価値なバネ材の開発は必須である。より軽量で、高強度のバネ材料の開発は金属・非鉄金属どちらの領域でも進と思われる。

それに伴い新材料の加工技術の研究が必要となろう。これは1社だけでなされることではなく、産学の連携が重要になる。


しかし、バネ材料の高機能化のみで果たす部分には限界もあり、今後は表面処理技術との融合で、より高機能の高付加価値なバネを製造することが考えられる。


バネの製造設備については、日本国内ではバネ設備メーカーが淘汰され、現在は数社のみである。

ハイスペックな仕様の高価な設備のみとなり、例えばリングだけを巻く設備をつくる会社はもうない。仮に、設備メーカーで作ったら大変高いものとなりコストパフォーマンスが合わない。

今後はバネを製造するだけでなく、バネメーカーが自ら設備・治工具類の開発力を強化する必要がある。

また、未知な新材料の試作生産には、手加工で製造を行わざるを得ない部部が多々ある。

かつては、1個や2個の少量のバネ生産を行う手加工職人が多くいたが、現在はほとんどいなくなった。


バネは手加工から機械加工へと発展してきた。機械加工になるにつれ、材料技術も進化した。機械が停止せずスムーズに動かすためには、材料の高品質化・質の均質化が必要だった。

しかし、新材料の製造技術開発には、逆説的なようだがローテクの職人的手加工技術者の育成が求められいる。



参考文献

1) ばね、第4版、日本ばね学会編、丸善、2008

2) JIS B 0103 ばね用語、2015

3)フセハツ工業株式会社HPブログ ばねとくらす、2018 http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2018/11/01/44






4) ばねハンドブック、第2版、技能検定テキスト改訂委員会編、日本ばね工業会、2017

5)日本のばねの歴史、「日本のばねの歴史」編纂委員会編、日本ばね工業会、1984

6) ばねの歴史、「ばねの歴史」編纂ワーキンググループ編、日本ばね工業会、2012


用語解説

*1 過重:物体が2点間で触れるときに発生する力をいう。静荷重、動荷重、圧縮荷重、引張荷重、ねじり荷重、せん断荷重等がある。

*2 たわみ:バネの変形量のこと。長さの変化や角度の変化で示される。

*3 フックの法則:バネのたわみと荷重は正比例するという近似的法則。17世紀の物理学者ロバートフック(Robert Hooke)による。

*4 弾性エネルギー:位置エネルギーの一種。外力による変形でバネに蓄積されたエネルギーの総体。

*5 固有振動数:振動体を自由に振動させたときに、その振動体が示す固有の振動数や周波数をいう。

*6 GFRP:ガラス繊維強化プラスチック(Glass Fiber Reinforced Plastics)。ガラス繊維をプラスチックに入れて強度を向上させた複合材料。

*7 ショットピーニング処理:冷間加工の一種。無数の小さな鉄球を高速度で金属表面に衝突させる加工。耐疲労強度に効果がある。

*8 NC:数値制御(numerical control)。動作を数値データ化して行う加工方法。
*9 静電容量センサー:センサー用電極と物体との間に発生する静電容量センサーの変化から物体を検知する非タッチ式のセンサー。





>公益社団法人 日本化学会


>「化学と教育」誌



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Thu, 23 May 2019 09:31:39 +0900
<![CDATA[大阪府「多様な人材雇用活躍に関する調査」に事例紹介されました。]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/05/22/52
大阪府商工労働部
大阪産業経済リサーチセンター

多様な人材の雇用と活躍に関する調査
-ダイバーシティ・インクルージョンに向けて-


フセハツ工業株式会社
スプリング類の製造・加工販売及びばねの二次加工
従業員48名
男女いきいき・元気宣言登録事業者
全国健康保険協会「健康宣言」認定企業







フセハツ工業株式会社は、自動車関連のマニュアルクラッチのばねを扱う強みを持ち、トレーニング向けのエキスパンダーやハンドグリップの開発企業としても有名である。

しかし、2013年に現社長就任時は、事業方針と社内体制の不適合による経営不振状態にあり、社内体制を変革する必要にあった。

近年は黒字化し売上高も増加したが、変革の過程で、旧体制時の在職者42人の半数以上が離職し、機械を27台入れ替えるなど大きな変化を経験している。

一方、全員参加の朝礼実施や挨拶励行の定着、従業員一人一人への声かけ、新卒採用の取組み、ホームページやSNSを活用した情報発信や営業活動などの取組みにつながっている。




上記の経緯から、同社にとって人材の確保は重要な課題である。

特に、新卒の育成を重視し、定時制高校生や母子家庭の高校生を採用するなど若者を取り巻く問題も実感しながら、新卒採用者が会社を変えるエネルギーになることに期待している。

経営危機の経験をふまえ、大卒新卒採用にも注力し、毎年2名の採用を目標に、大企業と同じ3月に採用活動を開始して社長自らが面接をし、最近3年間はゴールデンウィーク頃に内定を出している。

100人に1人くらいは経営者志向の人材が存在し、親の納得を得た上で入社してもらっている。

また、大学生のインターンシップ受入れは、自分自身の仕事の振り返りや従業員が若い人と接する機会にもなっている。

大卒新卒を始めてから、社内の雰囲気が大きく変わり、既存社員の育成だけでなく新たな人材を採用する大切さを感じている。




採用後の若手管理職の育成にも注力している。

経験を重視し失敗を許容することで、経営者の判断の一端を学んでもらい、若手管理職を育成している。

信頼すれば、1年目の若手でもどんどん仕事ができるようになる。「やる気」で判断しても何とかなることから、経験者よりも未経験者を優先して採用している。

女性の正社員は5人から13人に増え、やる気のある人を管理職に登用した結果、女性の幹部社員が1人から4人に増加した。

役職登用に不安を感じる女性には、あなたでないと駄目と説得する配慮もしているが、女性の方が柔軟にコミュニケーションをとれるケースも多く、社内がまとまりやすい特徴がみられる。




新卒や女性の採用・育成、若手管理職の育成に積極的に取り組んだ結果、2013年から2018年までに従業員総数及び若手従業員や女性従業員数は60代以上を除くすべての年齢層が増え、

さらに、経理総務部長、第二製造部長、営業課長の各役職で女性が活躍している。



大阪府雇用調査2-1.jpg




また、障がい者2名を雇用している。病気で倒れて障がいが残った中途障がい者と社員の紹介による障がい者の各1名である。


前者は、障がいが残ったものの管理能力は高いので、肩書きを変えずに「部長」として復帰している。

後者は、障害者手帳を保有する精神障がい者(てんかん)だが、そのほかの社員との待遇差はない。

社員の病気や障がいに直面したことは、健康経営に着手した理由の一つになっている。

働き方改革として、社長の承認なしに残業できない仕組みも実践している。




同社は、人材の多様化を強く意識しているわけではないが、新卒と女性の採用に注力したことを契機に、性別、年齢、経験の有無、障がいの有無、文系や理系の別にかかわらず、役職登用を視野に入れた育成に取り組んでいる。

これは、現社長の前職が大学受験の塾の先生であったことも影響していると考えられる。

若い人と接する機会の多い職場での経験が、一人一人の「個」に対するきめ細かい対応に結びついていると考えられる(例えば、女性社員の慎重に適した高さの作業台を製作したこともある)。

多様な人材の確保・活躍のキーマンは社長であるが、社員が新人の育成を考えるなど、会社の方針や具体的な取組みが社内に共有されることによって、社内に人材の多様化と活躍を進めやすい環境が根付きつつある。




正社員雇用を重視し従業員の経営参画意識を高めることで、持続可能な改革のサイクルを回している。

このため、10年計画のビジョンを社員と共有し、計画策定には総務部門が中心となり従業員が参画している。

また、4月に開催する経営方針会議には全員が参加し、会場の手配も資料の作成も従業員が行い、

今後、経営数字に対する理解を深める意向を持ち、朝のミーティング、役職者との1対1のミーティング、年2回の社長個人面談などの取組みを、従業員が各自の目標設定に結び付けていければと考えている。

また、非公式のコミュニケーションでは、新年会・忘年会等の懇親会、誕生日会、プロバスケットボールチームの大阪エヴェッサスポンサー支援・観戦、社員旅行などを通じた人間関係づくりを重視している。

こうしたさまざまな取組みを通して、若手の管理職やリーダー育成につなげている。




同社は、大阪府「男女いきいき・元気宣言」登録事業者で、人材の確保及び女性や若手の管理職の育成の取組みなどをハローワークなどで講演をする機会をへて、2人の女性の採用に結び付いた経緯がある。

また、情報発信に積極的で、就業規則、企業理念、社訓、健康経営方針、男女いきいき元気宣言、健康宣言の証、環境経営方針、環境活動レポート、品質経営方針、根性の生産十則、沿革、社史「ばね物語」、中小企業憲章、エコアクション21、会社案内などの様々な情報を発信している。

このように、不断の取組みがもたらす成果が他者や求職者と共有され、新たな人材の雇用や活躍につながる好循環が生まれている。





>大阪府 多様な人材の雇用と活躍に関する調査(PDF)


>大阪府商工労働部 大阪産業経済リサーチセンター







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Wed, 22 May 2019 10:33:22 +0900
<![CDATA[日本が誇るビジネス大賞 2019年度版]]> http://www.fusehatsu.co.jp/blog/2019/04/23/50 日本が誇るビジネス大賞  2019年度版

 

信頼できるスペシャリスト

専門性の高い知識と技能を持った頼れる専門家

 

 

日本が誇るビジネス大賞

 

 

イノベーションに傾ける情熱

最新ニーズに応えるばね作り

 

73年の伝統を背負い航空などの新分野に挑戦

 

「強い情熱があるかないかでイノベーションが起こるか起こらないかが決まる」

1946年創業のスプリングメーカー『フセハツ工業株式会社』の四代目社長吉村篤さんが大阪商業大学での講演で強調した言葉は、新分野への挑戦に情熱を傾ける社長の経営姿勢と重なる。

同社は、汎用性の高い最新設備による生産技術と昔ながらの手加工職人の技術を組み合わせたハイブリッド生産方式で自動車部品や製鉄、電力機器などのメーカー向けを中心にばねを製造してきた。

吉村さんは社内改革を断行し、「やや商社的」になっていた同社をものづくり企業へ回帰させる。

航空機産業向け『耐熱性ばね』をはじめ、VA(価値分析)、VE(価値工学)の視点から耐高温性、高耐久性、高耐食性、小型化、軽量化など医療、環境分野も含めた業界の最新ニーズに合致した製品開発に力を注いできた。

「1個のバネの試作から何百万個の量産まで対応してきた技術力を向上させ、新たなニーズに応えていきたい」

伝統を背負い、イノベーションも追求する経営者の決意だ。

 

 

日本が誇るビジネス大賞

 

>電子書籍版 「日本が誇るビジネス大賞 令和元年2019年」
 



フセハツ工業株式会社

電話:06-6789-5531

Mail:fhk@fusehatsu.co.jp

住所:大阪府東大阪市西堤本通西1-3-43

http://www.fusehatsu.co.jp/

 

発行所 株式会社ミスター・パートナー

発売所 株式会社星雲社

定 価 本体1,500円+税

 

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Tue, 23 Apr 2019 13:18:28 +0900